リスニングについての当たり前の当たり前な話


 

リスニングについての当たり前の当たり前な話

Englishbuds 管理人 Mommy Kayo です。

 

なんだかわけがわからないタイトルがついてしまっていますが

今日は「なんだ当たり前じゃん・・・」という結論になるお話になるかと思うので

後から苦情が来ないようにタイトルで予防線を張ってみました(^^;

 

さてさて、

英語の4技能の1つに含まれるリスニング。

各種テストでもリスニングテストが実施されますので

「どうしたらリスニング力を上がることができるのだろう・・・」

と思われる方も多いのではないかと思います。

 

小さい頃から英語に触れてくるメリットの1つに

英語の持つ周波数に対応する耳が自然に作れる

というものがあると私は思っています。

 

子どもの時から英語に触れていないと獲得できない能力というわけではなく

大人になってからも習慣にして英語を聞き続ければ

それなりに周波数に対応していくことができると経験上思っていますが

やはり努力して得たものと自然と身に付いたものは違うような気もしていますので

できれば子どもから触れた方がいいのではないかなーと思います。

 

小さい頃はおろか、学生時代、そして人生全般において

ロクに英語に触れてこなかった私の親なんかは

我が家に来る留学生の名前を聞き取るだけで毎度一苦労しています(^^;

いくら教えてもどうしても聞き取れない名前の子もいて、

結局「留学生くん」と呼ぶという流れになってしまっています・・・。

カタカナにも聞こえないようです。。。

 

どうも私たちの耳というものは

拾える音というのが環境に合わせて固定されてしまっていくようですね。

使わない能力は退化していってしまうのでしょう。

 

本来、人間としてキャッチできる音も

一度も聞いたことがなかったり

普段から何度も聞いたりしていないと

雑音としてしか認識されなくなってしまうようです。

 

日本語は1500Hzから下が主音域になり、

英語では2000Hz以上が主音域として使われているようです。

つまり、周波数的に日本語と英語は全く音域が交わらない言語なんですね。

 

そんなわけで

英語のリスニング力を上げるためには

英語独特の周波数に耳を慣らしておく必要があると思います。

 

まずこれが大前提になると思います。

 




さて、次に、周波数だけ合えば

「それで英語が聞こえるようになるのか?」

という話になると、

まぁ、確かに音としては認識できるようになるでしょう。

 

しかし、その音が何を意味しているのかわかるというのは

また違った問題になってきます。

 

数年前に、

著名な大学教授が高校生に出張授業されているのを見学する機会に恵まれました。

その時の授業目標は「リスニング力強化」だったのですが、

その大学教授の指導方法はシンプル過ぎるものでした。

 

まず生徒にその生徒たちが一度も聞いたことのない音源の英語を

ノーマルスピードで聞かせられました。

聞き終わった後、すぐに生徒に「何を言っているかわかったか?」と確認。

するとほぼ全員の生徒が「何もわからなかった」とお手上げ状態。

 

そこで単語が羅列されたプリントを1枚配布されました。

その中の一つの単語の発音と意味を結構丁寧めに確認した後、

再びさきほどの音源を流します。

 

そして今度は生徒に「さっき確認した〇〇という単語が聞き取れた人?」

と聞くと、ほとんどの生徒が挙手しました。

そしてまた次にプリントの中から単語を2、3選んで

発音と意味の確認を行い、またその音源を聞く、ということを繰り返したところ、

最終的にはほとんどの生徒がその音源の内容を聞き取れるようになりました。

 

その授業の結びの言葉は

「な、自分が知らない単語は聞こえないんだぞ。

スピードが遅いか早いかではないんだ。

知ってる単語は聞こえるようになる。それだけのことだ。」

 

当たり前の当たり前な話でございます( ̄▽ ̄;

 

つまりのところ、学問に王道なし、リスニング力にも王道なし。

リスニング力だけを伸ばすということはできないんですね。

あくまでも総合力をあげていかないとダメということです。。。

 

 

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