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大学受験

大学入試はどう変わるの?

現在、大学入試の改革案が各方面で盛んに議論されています。

今の大学入試の英語の問題は基本的に2技能の試験です。

2技能とは【読む力~Reading~】と【聞く力~Listening~】です。

しかし2技能と言っても比重にかなり偏りがあってセンター入試であっても8:2ぐらいの割合でほとんどがReadingに偏っています。

2割でもListeningがあればまだ良い方で、場合によってはReading onlyの試験問題もまだまだ実在しています。

最近は、実際に使える生きた英語を問う良問が増えてきましたが、まだ一部に問題の文法・語彙に典型的な試験英語とも言うべき内容で、今、ネィティブの間ではほとんど使われていないような表現で、実際のコミュニケーションとしての英語と内容が大きく乖離している問題も生き残っています。

そのため一生懸命大学受験のために英語を勉強しても、実際には使えない英語と揶揄されたりもしています。

 


今、その現状を変えようと大きく舵が切られようとしています。

 

どのように変わるのか簡単に言うと、【2技能】だけではなく【4技能】を測るテストに変わります。

【4技能】とは、【読む力~Reading~】と【聞く力~Listening~】に加え、【書く力~Writing~】と【話す力~Speaking~】のことを指します。

そして、テスト方式も変わります。

導入後数年は各大学によりバラツキがあるでしょうが、将来的には各大学オリジナルの問題・試験になるのではなく、外部テストを受験し、その点数を大学に提出するという形態に落ち着くでしょう。

今、その外部テストの中心と言う存在になるための主導権争いがすでに始まっています。

候補となる外部試験は

英検のTEAP

ベネッセのGTEC CBT

アメリカ留学時にスコアの提出が必要とされるTOEFL

まだ他にもTOEICIELTSなども取りざたされています。

私見ですが、現実的に日本の大学入試の外部テストとして採用される可能性が高いのはREAPとGTECだと考えています。

TOEFLは完全なアメリカ英語で構成されていますので、スタンダードな英語という観点から考えると少々偏っています。

TOEICはビジネス英語の能力を測るテストですので、大学入試という試験にはふさわしいとは言えません。

IELTSはアメリカ以外の大学に入学・留学する際にスコアの提示が求められることが多い国際的な英語能力検定で最近注目されていますが、実施回数・試験料がやや割高ということを考慮すると外部テストとして採用するのは難しい側面があります。

実際、TEAPとGTEC CBTは、まだまだ一部の大学ではありますが、スコア提出により英語の試験が免除されるなど外部テストとして認められています。

外部テストが導入される生徒側のメリットは、受験チャンスが1度ではなく、複数回受けた中からベストスコアを提出できるという面にあると思います。

今までは受験日に体調を崩してしまったりすると、長年の努力が無に帰してしまうことがあったのですから。

そして、またこのメリットは幼い頃から英語に触れてきた子たちに更なるメリットをもたらすと確信しています。

なぜなら私立の中高一貫の高校でさえ、高校課程の英語をすべて履修し終わるのは高校2年生です。

つまり普通の生徒は早くても高校2年生ぐらいにならないと受験に通用するスコアを取れないということになってきます。

しかし、幼い頃から英語に触れてきた子供たちは違います。高校1年生からもっと早くからでもテストにチャレンジすることができますから、ベストスコアを獲得するチャンスをより多く持てるのです。

そして、更に試験で測られる技能に関しても、圧倒的に有利な立場にいます。

【読む力~Reading~】と【聞く力~Listening~】と【書く力~Writing~】に関しては、努力や学校、塾の授業内容でなんとかすることができるかもしれません。

そのうち、塾でもTEAP・GTEC CBT対策講座というものが開かれる流れになっていくでしょう。

高校でもそれらの力が付けられるように授業が変わっていくでしょう。

 

しかしながら、【話す力~Speaking~】というものは英語の総合力を試されるものですから、一朝一夕に身につくものではありません。

そして、TEAPもGTEC CBTのSpeakingの試験内容は、英検の2次試験のように質問に答えるだけの質疑応答パターンではありません。

自ら発話していくことが求められます。

 

このレベルに対応できるよう対策を講じようにも、学校現場では40人学級で一人一人の話す力を個別に指導することはほぼ不可能ですし、半分の20人学級にしても大して指導に差は生じないでしょう。

また、Speakingのテストというものを中間・期末考査という形で学校で実施するのも大変困難かと思っています。

塾でSpeaking対策を講じようにも、マンツーマンに近い人数で構成しなければ試験に有効なレベルに持っていくことは難しいでしょうから、対策講座を実施できるマンパワーを確保することも課題になってくるでしょう。

つまりかなりの面で自助努力が必要とされる分野となることが予想されます。

幼い頃から英語に親しみ、自ら話す力を有している子に育っていれば、どれほど有利であることでしょう。

私はこのニュースに初めて接した時、心の中でガッツポーズを取りました(笑)

 

たとえ、バイリンガルのようにペラペラにならなくとも、英検1級が取得できなくとも、幼い頃から英語に触れるメリットは将来の大学入試だけを取り上げても、これだけあると私は思っています(^^)

 

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