留学に対する考え方が変わりました


 

留学に対する考え方が変わりました

Englishbuds 管理人 Mommy Kayo です。

 

このブログでも何度か書いたことがあると思いますが、

我が家は何度か海外からの高校生のホストファミリーをしていました。

 

受け入れていた子が有意義な経験をし成長をする姿を間近で見て

我が子も高校生になったら1年間海外留学させたいと思っていました。

 

いよいよ娘はこの春、高校生になります。(なれると信じて・・・)

 

もし高校1年生で年間留学するなら

昨年の選考に申し込んでおかなければなりませんでしたが

様々な事情から申し込みませんでした。

 

きっと今年の選考にも申し込まないと思います。

 

我が家が断念したのは1年間という年間留学であり

短期留学は実際に行かせたいと色々と調べています。

 

 

今、文科省の方でも

トビタテ!留学JAPANという支援プログラムを用意しているくらい

海外留学は推奨されています。

 

 

確かに日本人の中高生は内向きの子が多く、

視野をもっと海外の方にも向けてほしいなぁとは思いますが、

そう思う私が

なぜ我が子の年間留学を断念したのか少し書いてみたいと思います。

 




 

一番大きな理由というのは

安心して子どもを託せる団体というのが見つからない

ということですね。

 

我が家が受け入れを行ってきた留学団体。

各ボランティアさんは頑張っておられると思います。

団体の理念も共感できます。

だからこそ受け入れにも協力してきたと言えます。

 

ただ近年、

組織が肥大してきてしまっているかな

という印象を受けます。

 

「志ある若者に視野を広げる機会をボランティアで提供する」

これは実に素晴らしいことだと思います。

 

ただその【志】の基準が大きく変わってしまったというか、

裾野を大きく広げ過ぎたというか。

 

その団体が設立された当初は、

本当に選ばれた子が留学に行ける感じで

日本からは年間20人も行けていたでしょうか?

海外から日本に来る子もその程度だったのでは?

 

それが今は年間生だけでも200人近い子を受け入れています。

夏・冬の短期などを含めると1年400人の学生が

この留学団体のプログラムに参加しています。

 

もちろん本当の意味での留学で来日する子もいますが、

留学というよりは遊学、いや学の文字も付かないな、遊びか?!という子、

異文化をまったく受け入れる気がない子、

そんな子たちも多くみられるようになってきた気がします。

 

昔はホストファミリーも20家庭探せばよかったのですが、

今は最低でも400家庭確保しなければなりません。

途中でホストチェンジなどもありますから

現実的には倍以上のホストファミリーが必要となります。

 

数字だけ聞くと

「なんだ800家庭か」

と思われるかもしれませんが、

それが毎年となってくると

大変な数のホストファミリーを確保することが必要になってきます。

 

受入生の生活費はホストファミリー負担です。

年間生を一人預かると年間30~50万円出費があると言われています。

我が家も年間生を受け入れたことがありますが

確かにそんなところだと思います。

 

現実問題として

受け入れに関わる精神的・金銭的な負担は楽ではなく

最近ホストファミリーの成り手が日本でもありません。

 

受け入れて支援してあげたいという子であればその負担にも耐えられますが、

そうでないタイプの子が来るともう本当に大変・・・。




この傾向は日本だけではありません。

世界規模でホストファミリーは不足しています。

 

事実、日本からの派遣生もホストファミリーが決まらず

出発日が決まらず待機になったり、

現地に到着しても次から次へとたらいまわしになったり、

相性が悪くても、環境が悪くても、ホストチェンジに応じてもらえなかったり、

ホストファミリーが見つからず早期帰国させられたり、

という話をよく聞きます。

 

留学生活を充実させることができるかどうかは

【運による】というのが現実になってしまっていると感じています。

 

私が預かっていた支部でもホストファミリーの成り手がなく

最近では支部のボランティアの方が無理して預かっているのを

目の当たりにしているので、

海外の状態も容易に想像できます。

 

高校生という貴重な1年を運に委ねるということはちょっとできないなぁ・・・。

 

もちろん異文化の中に単身で飛び込むというのは

苦労や辛い経験が伴うこともあるのだと思います。

 

苦労や辛い経験から学べることも確かにありますが、

組織の不具合から生じている問題による苦労や辛い経験を

それと同じに扱って子どもに我慢を強いていはならないと思うのです。

 

 

今、イギリスではその団体による受け入れはありません。

なぜならイギリスは有償でもホームステイしたいという人が五万といるため

無料で受け入れをしてくれる家庭が見つけられないそうです。

 

アメリカにも年間驚くべき数の留学生が世界から集まります。

そのため無償プラグラムのホストファミリーの成り手を探すのに苦慮しているそうです。

 

 

それなのに・・・

【交流】という名の下に受け入れ人数だけが増えていくという・・・。

必要な数のホストファミリーが確保できていないのに・・・。

多くの人の善意に頼る

公費留学というのはどうあるべきなのかというところから

もう一度考えてみるべき時期に来ているのではないかと思います。




そのように留学団体に対して思うことは多々ありますが、

これまで受け入れてしてきた経験から

親子でたくさんのことを学べたことには感謝しております。

 

日本にいながら

様々な国の文化・風習と向き合うことができましたし、

子どもたちにはいろんな国に知人以上の家族という存在を作ることができました。

 

今でもネットを通じてその子たちと息子娘が交流しているのを見ると

ホストファミリーをやってよかったなぁと思います。

 

しかし、

受け入れ体制の裏側・現実を知ってしまった今、

子どもたちを託す気持ちにはなれないという・・・。

 

それに娘は

「同じ国に長く留学するよりも

私はたくさんの国に行ってみたいし、留学してみたい」

と希望しています。

 

そんなわけで

娘には夏休み・冬休みの長期休暇を利用して

学校などから斡旋される留学プログラムに参加してもらおうと思っています。

 

留学という堅苦しい形にせず、

メルやマデルの家に1週間~10日でも単身で行ってこれば

十分な経験になるのではないかと思い、

娘に言ってみると、

「もし私が行ったらものすごく手厚くもてなしてくれるんだと思う。

「しなくてもいいよ」と言っても、フィリピンの人はしてくれるから。

きっといっぱいお金を遣わせてしまうことになるから

私は行かない方がいいと思う。」

と(^^;

 

私もそう思います。。。

 

まぁ、しかし、

インターネットが普及した昨今、

海外に行かずとも英語はマスターできますしね。

 

ありがたや、ありがたや。

 

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