大学入試での英語民間試験延期!



Englishbuds 管理人 Mommy Kayo です。

 

先週金曜日にニュースで流れ、

各メディアで大きく取り上げられていましたので

皆様すでにご存じのことと思いますが、

来年度入試に導入予定だった民間英語試験の導入が見送られました。

 

1年延期ぐらいかと思っていましたが4年先送りするようですね。

 

しかし4年後も本当に導入されるのでしょうか???

 

各民間試験団体も来年度の実施に向けて

試験内容を変更したり

試験会場を押さえたり

タブレットを相当数用意するなど

かなりの企業努力を重ねてきていたようですが十分ではなく。。。

 

あと4年準備時間ができたとは言え、どこまで今の問題点が解消されるのでしょう。

 

今回の延期はやはり大臣の【身の丈発言】が大きかったとは思いますが、

身の丈発言が指す「経済格差」や「地域格差」も当然問題ではありますが、

問題の内容・試験実施方法もまだまだ議論・改善が要るものだと思うのです。

 

民間試験の筆頭になるであろうと思われていたのはベネッセのGTECで、

すでに多くの高校が模試のようにGTECの一斉受験を取り入れていました。

 

GTECはタブレットを使う形で4技能を測定する試験となっていますが

スピーキングはどうするんだろう?と思っていました。

 

実際に先週娘も学校で1度受検しましたので

どうやってスピーキングテストをするのかと聞いたら

40名が同じ教室でタブレットに向かって話すのだと。。。

イヤホンはしているものの人が話している声は聞こえきて

人の答え聞こえまくりの環境だったと。。。

 

カンニングというのか、

人の答えをヒントにすることができるというのも問題ですが

そもそもそんな環境、しゃべりにくくないですか???

 

「人のことなんて気にせずに試験に集中しなさいよ」

ということなのかもしれませんが、

だれも話していないところで一人で話しているのも結構話しづらいし

他の人が話しているところ自分だけが話せないというのも精神的にキツイし・・・。

 

娘も「ありゃないわ・・・」と言っていました。

そして「英検の面接の方がいい」と言ってました。そりゃそうですよね。

 

身の丈発言がなければ

この問題アリアリな内容・環境で実施されたかもしれない

と思うと、

発言してくれた萩生田大臣には別の意味で感謝ですが

その萩生田大臣を批判する形で

英語外部試験言い出しっぺの下村元大臣が

「パーフェクトを求めていたらできない」

と発言されたとのこと。。。

 

場合によっては見切り発車しないと物事が動かないこともあるでしょうが

今回の英語外部試験に関しては不完全も不完全すぎるでしょ・・・

と言いたくなってしまう。。。

 

また別の元文科大臣も

「日本のグローバル化対応や改革に対する信用は大きく失われてしまう」

と発言されているようですが、

民間英語試験を受験させれば英語力が上がるだろうとの考えが浅いというか。。。

 

政治家の皆さんには現場の声をもっと聴いていただきたいものです。。。

 

英語外部試験の導入見送り余波として

大学共通試験の国語と数学の記述問題導入も見送り

という意見が出ているとか。

 

記述問題導入の話を聞いたときは

「採点が大変だろうな・・・」

「どうやって採点するんだろう・・・」

と思っただけで深くは調べなかったのですが、

今回聞いたところによると

なんと大学生のアルバイトを雇って採点させる予定だそうな・・・。

 

ありえん・・・。

 

娘によると

「進研模試の採点も結構いい加減。

だって大学生のバイトが採点してるんでしょ。

あんまりアテにならないよね。」

とのこと。

 

この国の教育はどうなってるんだ・・・。

文科省もどうなってるの・・・。

 

教育を人任せ(国任せ)にしたらダメだと思ってきましたが

今回の騒動でさらにその思いは強くなりました。。。

 

大学入試の変更一つを見ても

いかに政治、行政と言うものは上っ面だけしか見ていないのかがわかります。

 

そんなところを変えたって

日本の英語教育は変わらないですよ。

もっともっともっと根底から変えないと。

 

でもそれに政治家・官僚が気付く日は来るのかなぁ・・・。

 

きっと来ない(^^;

 

だから気付いた人が自分で変えていくしかないですね。

 

おうち英語万歳!

 

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