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多くのオンライン英会話スクールでフィリピン人講師を見るため、

【フィリピンはバイリンガルが多い国】

【フィリピンはバイリンガル教育で成功した国】

という考えをお持ちになる方もいらっしゃるかと思います。

 

フィリピン人の多くが英語を話せるのには理由があります。

まず言語学的なアドバンテージとして、

彼らの言語・タガログ語が

歴史的・地理的に他言語の影響を受けながら形成されてきたため、

他言語に対応できる柔軟性が高いとうことが挙げられます。

 

16世紀~18世紀のスペインによる植民地支配の時代があったため、

タガログ語にはスペイン語の影響が多くみられますね。




フィリピン人が英語を話す一番の要因となったのは、

19世紀~第二次世界大戦期まではアメリカに統治されたという歴史でしょう。

このアメリカ統治期に

アメリカはフィリピンで二重言語政策を実施したため、

実質的にその時点でタガログ語の言語としての成長は止まってしまいました。

 

このため、19世紀以後にできた概念を表す単語がタガログ語にはないのです。

 

政治・経済、医療、学問等の話題を

タガログ語ではもう語ることができないということです。

 

そのため中流階級以上のフィリピン人には

英語は生活していくために絶対不可欠なものになっているのです。

 

しかしながら、タガログ語は消えてはいません。

今もまだ、フィリピン人の母語として日常生活で使われています。

 

タガログ語を母語とし育つ一方、

学校で学ぶほとんどの教科は英語で授業が行われます。

 

タガログ語で授業しようとしても、

必要な語彙がタガログ語にないため不可能なのです。

 

そのため、フィリピン人の教育レベル、

特に数学など理系教科で伸び悩んでいるという問題があると聞いています。

 

論理的思考をするのに【母語】は絶対必要条件なのです。

 

その【母語】に論理的思考に必要な語彙がなかったら・・・。

 

バイリンガル教育を進める上で、

見落としてはならない問題だと思います。

 

英語を話すことができるため、

アメリカなど海外でメイドや看護師として働く、

労働力輸出・出稼ぎがフィリピン経済を支えているとも言われています。

 

しかし、あくまで【労働力】になっているに過ぎません。

 

フィリピン人の多くが英語を話すことから、時々

【フィリピンのバイリンガル政策を日本にも導入すべきだ】

という意見を耳にしますが、

代償が大きすぎるのではないかと個人的には思っています。

 

【英語が話せればそれでいいの?】

という問題を

フィリピンの現状は問題提起してくれているように思います。

 

 

 

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