発音は伝染るのか?
Englishbuds 管理人 MommyKayo です。
日本人が英語に求める物、
それは【正しい文法】と【美しい発音】ですよね。
私が子どもにおうち英語をスタートした時、
それほど高尚な思いを持ってスタートしたわけではなかったので
「発音がキレイな子に育つといいな!」
と思っていました。
そして
「キレイな英語の発音をする子に育てるためには
キレイな英語しか聞かせてはならない!!!」
とも思っていて
発音コンプレックスアリアリの自分が
英語で語り掛けをするなんて論外、
インプットの英語もネイティブの英語、
オンラインレッスンの先生も
可能な限り訛りが少ない先生を!
と子どもが接する英語の発音に
徹底的にこだわっていた時期がありました。
いろいろな国の先生とオンラインレッスンを試してきましたが
インド人の先生は試す人試す人、
漏れなくインド訛りの英語ばかり・・・・
ウクライナの先生はどう聞いてもロシア語に聞こえる・・・
という感じでなかなか発音の面で妥協できず見送り。
その点、フィリピンの先生は
多少タガログ訛り感じることがあっても
十分に許容範囲と判断して
ずっとレッスンをお願いしてきました。
そんなスタンスで育ててきたわが家の子どもたち、
どういう発音になったのか
と言いますと、
以前にもnoteの方で書きましたが
ネイティブのような発音ではなく
日本語の訛りがほんのり感じられる発音に育ちました。
母音を強く残すベタベタの
一般的な日本人が話す英語の発音ではもちろんありませんが
母音の発音のところに日本語臭をほんのり感じさせます。
あまり上手に発音できていない子音などもありますが
リズムやイントネーションが「っぽい」ので
ネイティブっぽい英語にあまり英語を知らない人には聞こえる感じですね。
しかし
子どものころから選んで聞かせてきた
ネイティブの美しい発音にもならなければ
長年にわたって実際に話してきた
フィリピン人の先生のタガログ訛りが
少しある発音にもならなかったわけです。
やはり圧倒的に影響を受けているのは
母語である日本語の発音です。
多くの時間、日本語を発話しているから
口の周りの筋肉などが日本語仕様になっているんでしょうね。
これは別にウチの子どもたちだけではなく
一般的にどの人にも見られる現象かと思っています。
ウクライナ人の先生がウクライナ語チックな英語を話していたのも
インド人の先生がヒンディー語訛りの英語を話していたのも
インプットの素材の良し悪しが影響したのではなくて
普段話している母語の影響が発音に出てくるだけのことなのでしょう。
今更ながらに
そんなことに気付くと
発音を最優先事項にせずに
人柄だとか英語以外に教えてもらえることを
先生を選ぶ基準にしていたなら
わが家のおうち英語はもっと幅広いものになっていたかな
と思ったりしなくはありません。
この10年で
インターネットの普及等でグローバル化が加速的に進むにつれ
国際語としての英語の役割が高まり
ノン・ネイティブの英語話者の方がネイティブの英語話者よりも
多い状況になりました。
今は大学共通テストのリスニングにも
TOEICのリスニング問題にも
ノン・ネイティブが話す英語が必ず入っていて
ネイティブの英語だけが聞き取れればいい
という時代ではなくなりました。
時代とともに言葉は変わる。。。
子どもたちが生きるこれからの時代、
国際語としての英語はより重要になっていくのでしょう。
そんなことを意識しながら
わが家のおうち英語も随時見直していきたいと思います(^^)
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