息子の受験勉強から学んだ音読の大切さ。
Englishbuds 管理人 MommyKayo です。
最近私の中で
「あ、やっぱり音読ってめちゃくちゃ大事だわ」
と再確認したお話をしようと思います。
実を言うと、私は長い間
世の中の「音読ブーム」に対して
少し冷ややかな目で見ているところがありました。
「納豆だけ食べれば健康になれる?」という違和感
一時期、英語学習界隈では
「絶対音読」みたいなタイトルの本が流行ったり、
「とにかく音読さえすればいい」という風潮があったような。
もちろん、声に出して読むことで
いろんな感覚器官を使いますので
記憶に定着しやすいのは分かります。
でも、何事も
「極端」は良くないと思うんです。
健康ブームで「納豆がいい!」となれば、
三食納豆だけ食べる……みたいな感じに近いというか。
特におうち英語の世界では
「とにかく全部音読させなきゃ!」と
頑張りすぎてしまう親御さんもいらっしゃいます。
すべて音読に固執した結果、
お子さんが本嫌いになってしまったり、
チャプターブックを口がカラカラになるまで
読まされて疲弊してしまったり……。
そういう「音読教」みたいな流れには
「ちょっと待って、それだけじゃないでしょ」
と反発心を持っていたんです。
「音読」は、脳内の処理が見える「診断書」だった
そんな私が、ここ数年、特に
BookwormでRaz-Kids Reading Boot Campを運営する中で
考えがまた変わってきました。
私のこのクラスでは
毎月「音読動画」を提出してもらっています。
何か課題を作らなきゃいけないから
音読って課題出してるんだろうと
思われているかもしれませんが
実は私からすると、情報の宝庫なんです。
動画で音読している姿を見ると
その子がどうやって英語を処理しているかが
一発でわかります。
「あ、この子はちゃんと意味の切れ目を意識して読んでる。
読みながら内容を理解できてる!」
「この子はフォニックスの知識だけで音にしてるから、
意味理解が追いついてないかも」
「サイトワードがかなり入ってきていい感じ!」
……などなど。
音声化するプロセスを視覚的に見ることは、
その子の脳内の「英語処理回路」を
丸裸にすることができるような気がします。
だからこそ
多読の初期に音読を取り入れることは
その子の現在地を知るために本当に大切なんだな
と痛感しています。
息子が教えてくれた、音読の「劇的」な効果
そしてもう一つ
私を確信させたのが
この春大学生になった息子の経験です。
息子は浪人中、
塾の課題で徹底的に「音読」をさせられていました。
正直、大手の予備校だったら
そこまでやってくれなかったかもしれません。
でも、その塾で2、3ヶ月しっかり
音読のチェックを受け続けた結果、
読むスピードが劇的に上がったんです。
息子はいわゆるディスレクシアの傾向があり
脳内で文字を「音声化」するのが苦手なタイプでした。
漢字なども「記号」として認識してしまいがちでした。
高校までの英語は
文法をこねくり回す授業が中心で
音読なんてほとんどしません。
親の私も音読信者ではありませんでしたし
仮に信者であったとしても
あの気難しい息子に音読させることは
至難の業だったでしょうから
すっかり諦めてましたw
そんなわけで
息子の中に「文字と音と意味」が一致する回路が
十分に育っていなかったんですね。
それが塾で強制的に音読をさせられたことで
どこで区切ればいいのか、
どういうリズムで読めばいいのかが、
息子の中で「腑に落ちた」のだと思います。
他人の言うことなら聞いてくれることが功を奏しました!
「音読」は魔法ではないけれど、最高の訓練
ディスレクシア傾向がある子や
文字がただの記号に見てしまう子こそ
実は音読を丁寧にやるべきなんだと実感しました。
「フォニックスを学んで読めるようになったらOK」
ではなく、そこから先、
何度も何度も音声化させる「場数」を踏ませてあげること。
それが、脳内の処理スピードを上げる
一番の近道だったんだな、と息子を見ていて思いました。
もし、お子さんの読みで悩んでいる方がいたら
難しいものをやる必要はないと思います。
「Raz-Kids」のような簡単な多読素材でいいんです。
簡単なレベルのものを、口に出して読む。
たったそれだけの習慣が
数ヶ月後の「劇的な伸び」に繋がるかもしれません。
流行りとして音読を見るのではなく
その子の「脳内回路」を育てるための手段として
あらためて音読を見直してみるべきだと思った次第です✨
どなたかの参考になれば!
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