【雑談】また次がある、と思っていたら…

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雑談

「また次がある」と思っていたら

木曜日なので、今日は久しぶりに少し雑談です。

本当なら今週の火曜日と水曜日、 私が担当する最後のライブレッスンとして、 JG2のクラスを2クラス実施する予定でした。

ところが先週末、 この先予定していた回数のレッスンを安定してご提供できる、 と言い切れる状況ではなくなりました。

途中で何度も予定変更をお願いしたり、 急にキャンセルしたりする可能性を抱えたまま始めるよりは、 最初から中止した方がいい。

そう判断して、 今回は受講料をご返金のうえ、 予定していたレッスンをすべてキャンセルさせていただきました。

ご参加予定だった皆さまには、 楽しみにしてくださっていたところ本当に申し訳ありませんでした。

理由は、我が家の老犬です。

もうすぐ17歳になりますが、 最近になって認知症の症状がかなり強くなってきました。

突然鳴き続けてしまったり、 落ち着かず歩き回ったり。

その時になってみないと状態が読めないことが増えています。

基本的に世話をしているのは私なので、 レッスン中にその状態になってしまえば、 当然そのまま放っておくわけにはいきません。

鳴き声もかなり大きく、 私自身が集中できないだけでなく、 生徒さんにも良い環境でレッスンを受けていただけなくなります。

「その時間だけは大丈夫だろう」 で始めることも、できなくはありません。

でも、何回も続くレッスンです。
安定してご提供できる自信がないものを 「たぶん大丈夫」でスタートするのは違うなと思いました。

なので、かなり迷いましたが、 今回はすべてやめることにしました。

そういえば、前にもこんなことがあった

そんなことがあって、 ふと昔のことを思い出しました。

私が高校教員として働いていた時の、 「自分で授業をした最後の日」です。

最後に赴任した学校では、 私は一人で授業を担当するというより、 チームティーチングで授業に入り、 生徒のサポートをする役割が中心でした。

ですから、 自分が教壇に立ち、 自分で組み立てた授業を進めた最後の時間は、 そのひとつ前の勤務校での授業だったことになります。

でも、その時は、 それが最後になるなんて思っていませんでした。

3月だったので、 そろそろ年度が終わることはもちろん分かっていました。

「次の授業が最後かな」
「その時にちゃんと挨拶をして終わろう」

そんなふうに、ごく普通に考えていました。

ところが、コロナです。

突然学校が休校になり、 「明日から学校に来てはいけません」 という状態になりました。

テストも返せない。 生徒にももう二度と会えない。

そして私はそのまま別の学校へ異動しました。

結果的に、 「また次の授業で」 と思って終わった授業が、 私にとって最後の授業になりました。

「また次がある」と思っている時ほど、
それが最後だとは気づかないものです。

今回、ライブレッスンをキャンセルすることになって、 久しぶりにあの時の感覚を思い出しました。

今年の8月上旬にも、 私はいくつかのクラスを終了しました。

その時は、 「これで最後」と分かっていました。

だから子どもたちにもちゃんとバイバイをして、 私自身も一区切りつけたつもりでした。

でも、この秋から担当する予定だったクラスについては違いました。

また会えると思っていました。

また一緒にレッスンをして、 「次はこんなことをしよう」 と普通に考えていました。

だから、 自分のライブレッスンがこんな形で終わるとは、 私自身まったく想像していませんでした。

自分で決められること、決められないこと

まあ、人生ってそういうものなのかもしれません。

自分で仕事を作って、 自分で予定を決めて、 自分で会社を運営していると、 かなりのことを自分でコントロールしているような気になります。

でも実際には、 自分の意思だけではどうにもならないことがいくらでもあります。

コロナもそうでしたし、 今回の犬の老化もそうです。

「私はこうしたい」だけでは決められないことがある。
そんな当たり前のことを、今回あらためて思いました。

今の私の「仕事」

今、私の生活の中で大きく変わったことのひとつは、 老犬の介護がかなり大きな比重を占めるようになったことです。

Englishbudsの仕事は今まで通りあります。

むしろライブレッスンをしなくなった分、 教材を作ったり、 新しい仕組みを考えたり、 やりたいことは山ほどあります。

毎日のように、 「あれも作りたい」 「これもやりたい」 と考えています。

でも今の私にとっては、 この老犬と暮らすことも、 間違いなく今やるべきことのひとつです。

もうすぐ17歳。

食欲はあります。 まだ自分で歩けます。

見た目には、 「まだ元気そう」 と言える時間もあります。

でも、頭の中では確実に老化が進んでいます。

昨日できたことが、 今日も同じようにできるとは限らない。

今日元気だったからといって、 明日も今日と同じ一日になる保証はありません。

これは犬に限った話でもないのでしょう。

「また今度」がある前提で生きているけれど、
また今度が来ることは、実は約束されていない。

もちろん、 毎日「これが最後かもしれない」と考えて暮らす必要はないと思っています。

明日の予定も立てますし、 来月の仕事も考えます。

来年やりたいことだって、 相変わらずたくさんあります。

ただ、 「また今度でいいや」 を当たり前にしすぎないこと。

会える時に会う
やれる時にやる
一緒にいられる時に
一緒にいる

今の私には、 それくらいでちょうどいいのかなと思っています。

仕事もしたい。 まだまだ作りたいものもあります。

でも、今しかできないこともある。

今回のレッスンキャンセルは、 私にとってもかなり残念な決断でした。

ただ、 「また次がある前提」で無理を重ねるより、 今できることをちゃんとやる。

今は、それでいいのかなと思っています。

そんな、木曜日の雑談でした。

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