日本人は本当に英語ができないの?
日本人は本当に英語ができないの?
Englishbuds 管理人 Mommy Kayo です。
日本人が英語が苦手であることをなんとかしようと
文科省がいろいろと策を講じています。
先日のニュースで全中学校へ英語の新テスト導入が報道されていました。
このテストに対する私の考えはまた後日書かせていただきますが
そもそも日本人は本当に英語ができないのでしょうか?
「日本はTOEICの点数が他のアジア諸国と比べても低い」
と指摘されることがありますが、
それは受験者の裾野の広さが海外と違うからだと聞いたことがあります。
バングラディッシュ、スリランカ、ネパールが
TOEIC高得点ベスト3の国として発表されていますが
これらの国でTOEICを受験してくる人々はすでに選ばれた人とも言えます。
経済的に、家庭環境的に、一般の人々が
「実力試しにTOEIC受けてみよっかな~。」なんてことはあり得ないのです。
日本はその点様々な層の人が気軽に受験をすることができています。
ですから平均スコアが低めにでることは仕方がない面もあるかと思います。
またTOEIC自体が世界的な英語の資格試験ではなく
受験者の80%は日本と韓国です。
このような理由から私は
TOEICの得点は日本人の英語ができないことを証明する数値ではないと思っています。
では実際のところはどうでしょう。
我が家は定期的に海外からの留学生を受け入れています。
彼らが応募書類を記入する際に使う言語は
もちろんのことながら英語です。
英語圏でない子も全員が英語で書くことが求められます。
そのプログラムに応募してくる
16~18歳の子の書類の英語を読んでみると
文法ミスたくさん、スペルミス無数・・・
ということがほとんどです。
もちろん間違いはあるけれど、言いたいことはわかる
というレベルの英語を非ネィティブの子は書いてきます。
来日して実際に話してみても感想は同じです。
「決して正しい英語ではないけれど意思疎通はできる」
そういうレベルです。
同じ世代の高校生を指導していて能力的には違いはほとんどないと感じます。
「能力的には違いはない」と思いますが、
【運用力】では海外の若者に軍配が上がります。
恐らくですが、
海外の非ネィティブの人たちは
【英語を道具だと割り切っている】んだと思います。
日本人にとっては英語は、
【道具ではなく勉強】なので
「間違っててもいいや~」と割り切れない、
だから話せないんだと 思います。。。
話せないだけでなく、
もし私の生徒がこの留学プログラムに参加するとなり
この英語での書類を書かなければならないとなったら・・・
きっと英文添削を依頼しにくると思います。。。
間違った英語で応募するなんてダメに決まっていると思っているでしょう。
しかし、海外生の意識は完全に違いますね。
誰かに直してもらった形跡もなく、人によっては
「翻訳サイト使った?(^^;」ぐらいのお粗末な英語を平気で書いてくる子もいます。
良くも悪くも日本人は
【英語は完璧でなければダメ!】
と思い込まされ、
【完璧ではない】=【英語が全然できない】
という自己評価をしてしまっているのではないでしょうか?
【英語は完璧でなければダメ!】と思わせてしまう元凶は何でしょうか。
私は
<英語が成績が付く教科>
ということが一番の原因だと思っています。。。
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