リスニングが苦手な子が多すぎる・・・


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リスニングが苦手な子が多すぎる・・・

Englishbuds 管理人 Mommy Kayo です。

 

いよいよ受験シーズン本番という季節になってきましたね。

受験指導をしているといつも思うことがあります。

 

それは・・・

リスニングが苦手な子が多すぎる・・・(*´Д`)

というものです。

 

そして、この分野が一番指導に困ります。

 

だって、聞こえないものは聞こえないんですから(爆)

 

もちろん、対策というか、コツを教えることによって

リスニングの点数をある程度伸ばすことは可能です。

 

しかし、私が問題としているのは、

【英語を音としてほとんど認識できていない場合】

のことなのです。

 

これは本当に

どうしてあげたらいいのか、、、

と途方に暮れる思いになります。

 

耳が英語に慣れていないのです。

つまり、英語の周波数に耳が合っていないのです。

 

日本語は1500ヘルツから下が主音域、

英語は2000ヘルツ以上が主音域になります。

日本語と英語は、全く音域が異なる言語ということになります。

英語の周波数帯をあまり耳にしないまま育ってくると、

その音域を聞き取る能力は退化していくため、

英語は脳にとって“雑音”として認知されてしまうのです。

 

とにかく耳を慣らすことから始めていかないとダメなのですが

これは時間も要することですし、根気もいります。

 

文法や長文読解などは

なんとかある程度点数をUPさせることが可能なのですが

リスニングは一朝一夕にはどうにもならない感じがあります。

 

中学校の定期考査では英語でリスニングテストがあるのですが

クラスメイトのみんなが口をそろえて

「全然何を言っているのかわからなかった!!!!」と言っているのが

娘には不思議でたまらないそうです。

スピードもめちゃめちゃ遅いし、内容も中1レベルで超簡単なのに・・・と。

小さいころから英語を始めるメリットは

【英語を聞き取る耳を作れる】

ということもあると思います。

 

雑踏の中でも英語を聞き取る能力は

大人になってからは努力しても体得するのが難しいものですが、

子供から英語に親しんできた子にとっては

「なぜ聞こえないんだろう?」と思うほどに

聞こえるのが当たり前になってしまうのです。

 

小さなお子さんが英検2級をパスするという神業(?)も

このリスニング力のおかげではないかと思っています。

 

一昔前の英検の合否基準は全体で6割正解だったため、

たとえ語彙の分野があまりできなくても、

リスニングをほぼ満点取っていれば

余裕で合格圏内に入れたのです。

 

ちなみに、今の英検は合否判定基準が改定され、

各分野でバランスよく得点を取ることが必要になりましたし、

ライティングも追加されましたので、

年少者の2級の合格は難しくなってくるものと思われます。。。

 

 

少し話が脱線してしまいましたが・・・

 

日本の英語教育をもっと実用的に変えるのであれば

【英語耳を作る】ということに

もっと着目する必要があるように思います。

 

今は【コミュニケーション能力の育成】という

随分ボンヤリとした目標を掲げて、迷走しているように思います・・・。

 

長く時間を掛けなければ育たない力もあります。

 

リスニングの指導をしていると

いつもこんなことで私の心はいっぱいになります。。。

 

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