英語で差が付くのは中3から
英語で差が付くのは中3から
Englishbuds 管理人 Mommy Kayo です。
今私は実業高校で教えていますが
教えている子の大半は英語が嫌いです(^^;
「さっぱりわからない・・・」という子も珍しくありません。
もちろん中1から英語がもうダメだったという子も中にはいますが、
ほとんどの子が自分でも不思議そうな顔をして
「私(僕)は中2まで英語はたいして勉強しなくても
80点くらいは取れていた。中3から突然できなくなった。」
というのです。
そしてその教え子たちからの申告は
高校での定期テストにもはっきり証拠として出てきます。
定期テストの範囲に中3で習う
・分詞による後置修飾
・関係代名詞
・現在完了
が出てくると途端に平均点が下がります。。。
中2の後半で習う【受動態】も苦手な分野です。
単語が覚えられないという悩みも同時に持っていたりするのですが
躓く文法項目は上記4つが代表的なものだと感じています。
確かに娘(中2)のケースを考えてみても
定期テストも実力模試も英語は平均点が高いです。
100点、98点を取っても偏差値はそれほど高くなりません。
中2までは英語はあまり他人と差をつけることができない教科と
なっていると言えると思います。
中3で習う文法項目を理解できるかどうかが重要な分岐点となるようです。
なぜ多くの生徒がこの4つの文法項目を苦手とするのか
考えてきました。
私がたどり着いた結論は
この4つは日本語の文法と大きく異なる文法だから
というものです。(あくまで私の意見です💦)
名詞の後ろに修飾する語句を持ってくるというのは
日本語ではありません。
また現在完了という時制も日本語には存在していません。
受動態は日本語にあることはありますが、
使い方が微妙に異なります。
アニミズム(注1)の影響を受けるのか、
物が主語になることに日本人はあまり違和感を感じません。
「家が建った」「コップが割れた」とか普通に言いますよね?
「家が建てられた」「コップが割られた」とわざわざ言わないですよね?
(注1)アニミズムは自然の様々に対して畏怖し、信仰すること。
結局は日本語脳で英語を運用して行き詰まるのが
中3で習う文法項目ということなのではないかと思うのです。
日本語脳で処理しきれない文法項目が入ってくると
「?????」となってきてしまうのだと思います。
現在完了なんて日本語にない時制ですから
これを理解するのはなかなか難しいところがあります。
日本語訳を読んでも
現在形や過去形との違いがよくわからないと思いますし。。。
私も授業中言葉を砕いて一生懸命に説明してみるのですが
なかなか理解してもらえないと感じているところです。。。
方や幼いころから英語に触れてきた我が娘。
英語だけは授業進度と関係なく入試問題を解いていますが
これら4つの文法項目で躓くことはありません。
実に普通に解いていきます。
ただ今になっても
人に英語を説明したり教えたりできない
とのこと(^^;
「なんでこうなる?」と聞かれても
文法説明はまったくできないそうです。
友達に聞かれても
「だってこうだもん」としか言えないと・・・。
そんなわけで
娘からも教えるヒントはもらえない状態です。
やっぱり英語を日本語脳で考えていくのは
あるところで厳しいところがくると経験的に思います。
よく言われる言語習得の臨界期なんかと絡めて
考えていくと面白そうだなと個人的には思っております。
考えがまとまったらブログで書いてみたいと思いますが
いつの日になることやら(^^ゞ
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