英語コンプレックスからの脱却
英語コンプレックスからの脱却
Englishbuds 管理人 Mommy Kayo です。
オンライン英会話スクールを主宰しておいて、
自らも子どもに英語育児を長年続けてきているくせに、
こんなことを呟くのもどうかと思われるかもしれないのですが・・・
英語ができるってそんなに凄いことなのでしょうか・・・
私自身、そんなに英語がペラペラッというわけではありませんが
仕事柄、一応それなりに英語はできます。
娘と息子も【バイリンガル】とはとても呼べないものの、
そこそこ英語を理解し、話します。
でも正直に包み隠さず言いますが、
私たち決して優秀なすごい人ではないんです。(もう知ってた?)
失礼を承知で言いますが、
私たちだけでなく、
知人で英語を話す人も普通の人ですし、
日本人だけでなくこれまで海外から受け入れた英語を話す留学生たちも
極々普通の子たちです。
でも時々、
近所の人とか知人の間で
英語ができるというだけでやたらと私たちが凄い人
みたいな反応をする方も結構いらっしゃって困惑することがあります(^^;
数学や体育が苦手な私からみたら
そっち方面ができる人の方がよっぽどすごいのに、
なぜだか英語だけ別格みたいな扱いを受けているような気がします。
恐らくこれは日本人が根底に持っている
【英語コンプレックス】
が出てきているんだと思います。
世の中には
【コンプレックス商売】という
人のコンプレックスを巧みに刺激し
大金を使わせるという商法があるそうですが、
その典型例がエステと英会話だそうです(^^;
どこからこの英語コンプレックスが出てきているのかと言えば
恐らく【敗戦】からなのではないかと思うんですよね~。
コテンパンにアメリカにやられたので
「強いアメリカが凄い、カッコイイ」みたいなイメージが
強烈に日本人に植え付けられたのではないかと思います。
戦後だけでなく、
日本は中国大陸やポルトガルなど海外から
新しい知識や技術が入ってきたという歴史的背景があるため、
「外から入ってくるものはすごい!(に違いない)」
という意識というものが元々日本人にはありますよね。
私たちは知らず知らずにうちに
【英語コンプレックス】の呪縛に囚われていると
意識しなければならないのではないかと思うのです。
そして、
元々、英語はただの言語で
コミュニケーションの幅を広げるルーツに過ぎない
と冷静に割り切ってみる必要もあると思います。
そうでなければ、
先に述べたコンプレックス商法の餌食になって大金を投じてしまったり、
子どもの将来の選択肢を広げるために始めた英語育児が
迷走して精神的に辛くなってしまったり、
時にやり過ぎてしまい母語が疎かになってしまうという、
狙いとは逆の結果を手にすることになりかねません。
英語はカッコイイ
英語ができたらスゴイ
という考えを一度疑ってみる必要もあるのではないかと。
戦後もう70年経ち、
私たちはすでに戦争を知らない世代ではありますが、
英語に対するコンプレックスを思うと
心がアメリカに植民地支配されていないか
チェックしてみる必要があるのではないかと思ってしまいます。
我が家の子どもたちは
自分たちが小さい頃から英語に触れて育ち、
英語が自分たちにとって普通であることと、
ホームステイの受け入れという経験から
アメリカ人、オーストラリア人など海外の子どもたちと
リアルに接することができたため、
海外に対して過剰な憧れというようなものは持っていないようです。
逆に失望してるぐらい?(^^;
体感として、
英語が世界で使われている言語であること、
海外で対等に意思表示するためには英語が必要であると
理解しているようです。
コンプレックスがモチベーションになっていない
というだけでも良かったかなと。
これからも英語と健全に付き合っていきたいと思います(^^)
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