年少者の英検受験について思うこと
年少者の英検受験について思うこと
Englishbuds 管理人 Mommy Kayo です。
娘が6年ぶりに英検を受検し、
久々、英検を色々と考える機会を得ました。
昨日のブログに書きましたが、
6年前より英検に挑戦する年少者は増えていると思います。
英検協会が公表している実数を確認しても
ここ5年で小学校以下の受験者人数は約7万4千人増です。
かなりの増加率ですよねぇ・・・。
級の内訳の記載はありませんでしたが、
4,5級だけでなく上位級に挑戦している
小学生以下も多いものと推察されます。
娘が小3で2級に合格した時、周囲の反応は様々でした。
神童扱いのリアクションをしてくる人もいましたし、
批判的な反応をされる方も実際いました。
いずれにしろ
「ふーん( ̄_ ̄)」というノーリアクションの方はほとんどなく、
どちらか両極端な反応をされたように記憶しています。
神童でもないのに神童扱いされるのも困惑しましたが、
批判的な意見も正直痛かったですねぇ・・・。
「大人向けの試験を受けて本当に理解しているのか?
理解できていないかもしれないのに意味あるの?」
とか
「四択だからまぐれなんじゃないか?」
(まぐれで6割当てるのは結構無理・・・)
という批判っぽいことを面と向かって言われたこともありますし。
まぁ、その方たちが言わんとしたこともわからなくはないです。
私も実際、
英検準1級の試験会場で小学校低学年の子を見たとき、
「準1に出てくる抽象的な語彙、長文内容を理解できるのかなぁ・・・」
と思ってしまいましたから・・・。
その長文・語彙が理解できる、できないは
その子その子の発達の度合いによるもので
一概に年齢で区切ることができるものでもないと思います。
ただ
子供向けの英語試験が少ないというか充実してないよなぁ・・・
と思うのです。
子どもに英検を受けさせる意味は
【子どもの習熟度・到達度を確認したい】
という意味合いが一番大きいと思います。
子どもに一番人気の習い事・プールだって進級テストがありますし、
ピアノだってソロバンだってたいていはテストや検定がありますよね。
どれくらいできているのだろうという客観的な指標が欲しいと思うのは
どの分野においても自然なことなのかと。
英語の検定に目を向けてみると、
大人向けにはTOEIC、TOEFL、英検など目的に応じて多岐に渡りますが、
子供向けとなるとそれほど種類がありません。
一番に思いつく子供向けの英語検定は英検Jr.(児童英検)ぐらいでしょうか。
オンラインで受験できる手軽さもあって
我が家の子どもたちも受験したことがあります。
Bronze、Silver、Goldと3つの級が設けられていますが
あまり英語に反応が良くなかったウチの下の息子でさえも
幼稚園の年長の時にGoldは合格できました。
内容が結構簡単だと思うのですよねぇ・・・。
二極化している片側の立場として
声を大にして、
それはもうハズキルーペのCMの渡辺謙並みの調子で言いたいことがあるのですが
言ってもいいですか?(誰に許可取ってる?)
それは・・・
「日本の子供向けの英語教材・テストは簡単すぎるー!!!」
ということです。
ハズキルーペと違って子供向けの英語教材は
Made in Japanを選ぶと「簡単すぎるじゃないかー!!!」ということに
往々にしてなってしまうという・・・。
子どもだからわからないでしょ、
子どもだからできないに違いない、
子どもだからこんなもんでいい、的な発想から作られているのでは?
と思ってしまいます。
子どもを侮ることなかれ。
英検の上位級を年少者が受験することに話を戻しますが、
それでは現状が良いのかというとそうでもないと私は思っています。
やはり英検1級、準1級、2級は高・大学・大人向けの内容で作成されています。
内容、語彙共が大人向けのため、子どもに超絶に背伸びさせることになります。
内容とあまりにミスマッチ。。。
また拘束時間も長いです。
先日娘が受験した準1級で言うなら
集合時間から試験開始前の30分を含めると、
試験時間を合わせて2時間30分も座っていることが要求されます。
これは年少者にはかなり長いと思います。。。
娘に小さな子たちの試験中の様子を聞くと
「ちょっとうるさかった・・・
途中でキャップを笛にして吹いて試験官に注意されてたり、
「お絵かき?」と思うくらい、シュシュシューって鉛筆を何度も
上下に動かして何か書いてた子もいたもん・・・」
と言っていました。
拘束時間も長く、内容も子供が興味をもって読み進められるものではない。
そりゃ退屈しちゃいますよねぇ・・・。
短絡的な発想でいくなら、
「そんなの他の受験者に迷惑だから受けさせるな」とか
「そんな試験内容を子どもに受けさせて意味があるの?」と
批判の対象になってしまうのでしょうが、
なぜにこの層の子どもたちが英検の上位級を受けているのかを
考えてみる必要もあるのではないかなと思います。
英語のレベルチェックと言えば英検でしょ。
ということで他に選択肢がないことを考えないと
一生懸命英語に取り組んでいる子どもたちが可哀想なんじゃないのかなぁと思います。
英検Jr.ももう少し上位層の子どもたちに目を向けたテストを作るとか
検討が必要な時期なのではないでしょうかねぇ。
金銀銅の3色じゃなくて
それこそ色鉛筆のセットの色並みに12級ぐらい設けたらいいのに。。。
試験内容と子どものミスマッチをなくす方向性を探って欲しいなぁ・・・
受け皿を作ってあげたいなぁ・・・
と切に思った今回の英検会場潜入なのでした。
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