ハイブリッドおうち英語を選択した理由



Englishbuds 管理人 Mommy Kayo です。

 

我が家では娘と息子が赤ちゃんの頃からおうち英語を実践し、

私自身も英語の先生という身分であるため、

さぞかし英語LOVEで英語至上主義なのではないか

と思われてしまうかもしれません(^^;

 

残念ながら(?)

普段の我が家は日本語が飛び交う一般家庭です。

 

インターにも通わせていませんし、

家での公用語はもちろん日本語、

英語で語り掛けなんて全然やってません(^^;

 

今の我が家が多少よそと違うところがあると言えば、

毎朝朝ご飯の時間に英語が掛け流されていること、

晩御飯の時に海外ドラマを見ていること、

寝る前に洋書多読の時間を設けていること、

オンラインレッスンを平日ほぼ毎日やっていること、

ぐらいのものでしょうか。

 

小さいころから英語に触れさせてきたものの

日本語を母語にして育てることは譲れない一線だったので

英語に掛ける以上の時間を日本語に費やすように気を付けました。

逆転することがないようにそこだけは気を付けましたね。

 

なんでしょう、

これが親というものの性なのか

子どもが英語をアウトプットし始めると嬉しいんです。

「すわ、うちの子は天才か?!」って思うんです。(思わない?)

 

冷静に考えれば、

インプットされてきた言葉を話しているだけなので

人間として普通の能力を見せているに過ぎないんですけど。

 

子どもがアウトプットし始めるとやはり嬉しいですし、

「もっともっと!」という欲が出てくるのではないかと思います。

 

私なんかは聖人でもなんでもなく

我欲にまみれた人間なので

娘がアウトプットを始めた頃は

「もっともっとー!」とアクセルを踏みそうになりました。

もっと英語の時間増やしてペラペラにしちゃうぞー!みたいな

野望に燃えそうになったことがありました。

 

でもなんとか理性を効かせて踏みとどまりました。

 

なぜなら

冷静に考えたとき、

我が家は将来海外に移住する予定もなければ

海外赴任の可能性さえ少なく、

どう考えても日本で生活していく家だったからです。

 

子どもの将来まではわかりません。

 

もしかしたら将来、

日本ではなく海外に仕事を求めたりするかもしれませんが

少なくとも高校までは日本の学校に通うということが

子どもが幼稚園ぐらいの時からハッキリしていたわけです。

 

そうすると

我が家の子どもたちの母語は日本語であるべきですし

教科レベルを思考し得るレベルまで

母語がしっかりと確立されなければならないと思いました。

 

英語ばかりを追って

母語である日本語を疎かにするということは

将来の子どもの学習、人生に大きな影響を与えると。

 

そう考えたら

自然とアクセルから足は下りましたね。

 

おうち英語のせいで

逆に子どもの将来が限定されてしまう

ということはあってはならないと思っています。

 

子どもは親の所有物ではないので。

 

現に我が家の子どもたち、

将来英語に携わる仕事に就きたいなんて

これっぽっちも思っていないようです(^^;

 

来年高校2年生になる娘は理系選択をして理系の大学を目指します。

息子はまだハッキリしていないようですが

それでも今のところ

英語を生かした仕事に就きたいとは思っていない様子。

 

もちろん私のポリシーとして

英語はあくまでツールの一つ

ということを常に子どもたちに伝えてきたので

英語以外で自分の興味がある分野に進んでほしいと願っています。

 

このような私のポリシーを反映しつつ、

限られた時間の中でのおうち英語となると

おうち英語だけで英語を完璧にする道を追求するのではなく

どうせ学校で英語という教科を学ばなければならないのであれば

文法面など委ねられるところは委ねちゃおう

という結論になったわけです。

 

経験値は家庭で上げて

文法面などの細かいところは学校でね、という感じです。

 

妥協案なのか、という感じですが

子どもが高校生、中学生になった今、

その選択は間違っていなかったと思っています。

 

母語の確立というのは

日本語が話せているからOK

というものでは決してありません。

 

いわゆる低偏差値の学校で勤務すると

あらゆる教科の学習が困難になっているのは

日本語能力が原因だと実感します。

 

言語は知性そのものなのかも。。。

 

言語を極めていくのは並大抵のことではありません。

 

母語だからと言って

自然に成熟していくわけではないことを

限られた時間で2つの言語習得に挑戦する場合

心に留めておく必要があると思っています。

 

そんな感じで着地点を模索していったら

現在のスタイルに落ち着いた感じです(^^)

 

 

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