知的好奇心とインプット素材の落差・・・
オンライン英語スクール Englishbuds 管理人 Mommy Kayo です。
どうも、今日も【落差】です(笑)
何気に落差シリーズ、続いています(^^;
おうち英語を続けていくと
いくつかの【落差】に出くわすんですよね。
表現を変えれば
それは【壁】と感じられるかもしれません。
おうち英語の場合、
幼児英語から学童英語に移行していく際に
経験されることが多いと思われる落差・壁は
知的好奇心とインプット素材の落差
ではないでしょうか?
英語力が年齢相応に育っていかないと
その子の年齢の知的好奇心を満たす内容と
英語のインプット素材のミスマッチが
年齢が上がれば上がるほど
大きくなっていってしまうんですよね。。。
この問題を深刻にしないためにも
幼児期で土台となる英語力を固めてしまうこと
が大切なのではないのかなと思っています。
基礎となる英語力さえあれば
年齢が上がるごとに
インプット素材のレベルを
徐々に上げていけばいいだけです。
でも土台ができていないと
年齢に応じたインプット素材と
英語力の乖離が大きくなり、
問題がとても深刻になってしまいます。
この問題が
一番深刻になってしまっているのが
学校英語ですよね。
小学生・中学生から英語を始める場合は
実はこの問題が大きな障壁になっている
と私は思っています。
以前、小学校の英語活動で使用されていたテキスト
Hi,friends! 2では小学校6年生の子向けに
桃太郎が素材として扱われていましたね💦
桃太郎って幼児期に読むべきお話じゃないですかね・・・( -_-)
「あー、桃太郎知ってるー!」とはなるでしょうが
だからと言って
それを夢中になって読むでしょうか?
何にしても予備知識的なものがあった方が
英語は読んだり話したりしやすいのですが
桃太郎の話はネタバレし過ぎでしょ・・・
と思ってしまいます。。。
ドラマでも小説でもなんでも
先がわからないから
もっと読みたいー!となるものじゃないのかなぁと。
じゃあ、未知の内容であればいいのか
と言いますと、
それもちょっと違うかなと。
今、中学・高校でも
英語の授業の一部を利用して、
または朝のHRを使用して、
英語の多読活動に取り組むことが
ちょっとしたブームになっている気がします。
公立中学校で取り組んでいるところは少ないでしょうが
私立中学校では導入されているところが
多いのではないかと思います。
昨年度まで私が勤務していた高校でも
多読を取り入れてみようということになり
授業の冒頭の時間で
多読素材を生徒に回して読ませていました。
でもその多読素材、
ORTとか
I Can Read シリーズだったりしたんですよねぇ。。。
おうち英語であれば
幼児期や小学生低学年に読む内容です。
ORTはとても良い素材だとは思いますが
13歳~18歳の子の
知的好奇心が刺激され
夢中になって読んでしまう内容ではありませんから
多読活動を軌道に乗せるのも大変です。
Magic Keyが出てくる内容まで行けば
それなりにその年齢の子たちの
知的好奇心も満たせるかもしれませんが・・・。
学校での洋書多読活動については
他にも思うところがたくさんありますが
その話は話でまた長くなってしまいそうですので
また機会を見つけて次回書いてみたいと思います。
話を戻しますが、
実際のところ、
現在の日本の公の英語教育では
教材内容と知的好奇心がミスマッチした教材を
使用しているのが現実なのかな・・・と。
その年齢の知的好奇心を満たしうる内容を与えたくても
そこまで英語力がない、育っていない・・・というジレンマ。。。
高校生になって
一気にその年齢の知的レベルに内容を上げると
語彙・文法も一気にレベルアップすることになり
「英語わからん・・・」という
英語嫌いを大量生産してしまう始末・・・。
教科書も副教材も
もう少し子ども目線に下りて
作成することができないのかなぁ・・・と思います。
公の学校英語の教材を
年齢相応の内容にするというのは
ほぼ不可能な話じゃないか・・・とサジを投げたくなってしまうのですが、
おうち英語の場合、
アプローチ方法をうまくすれば
そこまで難しい問題ではないと思います。
英語に限らず何事も
知的好奇心・興味こそが学びの原動力
だと思っています。
好きなものこそ上手なれ
と言いますが、
「面白い!」「もっと知りたい!」と思うから
学びを深めていけるんですよね。
知的好奇心を満たす内容を
常に意識して与えていく・・・。
それを心がけていればいいのかなと。
おうち英語の強みは
子供の成長に合わせて
英語も無理なくアップデートしていけるところにある
とつくづく思います。
こんなに最高なおうち英語なのに
なぜ広がらないんだろう・・・(^^;
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