最近の教育、大丈夫なのかな?


Englishbuds 管理人 MommyKayoです。


今日は木曜日ということで雑談を。

最近、ふと「今の教育ってこれでいいのかな?」と思うことが増えました。

わが家はこれまで塾に通ったことがなかったので、塾の世界にはあまり詳しくなかったんですが、実際に通ってみるとやっぱり塾はすごいわと。

情報力もシステムもすごいですよね。

そりゃ、塾なしで受験を戦うのは大変だわと納得しております。


受験スラングで「自称進」って言葉、ありますが、息子と娘がお世話になっていた学校も自称進ですね…

ネット上で卒業生や塾関係者から「害悪」呼ばわりされていますが、わからんでもないですね…

本当の意味での受験のプロでもないのに、生徒を振り回しすぎですもんね…。

私も元・学校の先生なので多少実情分かりますが、学校の先生って、正直そんなに受験の情報持ってないんですよね。
予備校から提供されているデータや過去の進学実績データはあっても、担任業務でいっぱいいっぱいだし、一人ひとりの進路までしっかり見るなんて現実的に無理。

多種多様な受験方式、問題傾向に対応するためには、もう量を与えるしかないだろう、、、という感じになってしまうんですよね。

私も自称進で働いたことありますが、心の中で「こんな大量な課題量、本当にできるのかしら…」と思いながらも、学年の方針に逆らうことはできず、心を鬼にして出してましたね。。。

本当に今思うと、ごめんなさい、、、です。

しかし、現場の先生もその課題を用意したり、チェックしたりで、恐ろしいほど忙しいのも間違いないのですよ…

なんか冷静に考えると「誰得?!」という状態になってますよね…



昔のようにもう少し大学入試がシンプルだった頃は、その量で対応させる方式である程度の結果は出せたんでしょうが、いまや、受験は今や完全に「情報戦」。

特に私大入試は方式も複雑で、素人にはとても追いきれない。
うちも息子のとき、もっと出願方式を工夫すればよかったなあと今になって思います。
でも当時は学校課題に追われ、親子で疲弊していて、じっくり進路について考える余裕もなかったので仕方がないのですが。。。
じっくり仕切り直しの時間が持ててよかったと思っています。

そんなふうに考えていたときに、たまたま目にしたのが

最難関中高一貫校からN高に転校した東大生が語る「いい学校」の条件(なかの かおり) | FRaU edu

という記事。

最難関の中高一貫校から通信制のN高に転校し、塾なし・自学で東大合格を果たしたAさんのインタビュー。
「難関校に通うこと=いい教育」ではない、とあらためて考えさせられる内容でしたね。

それにしても、こうしていろいろと考えると、「学校って本当に何のためにあるんだろう」と本質的なことを問いたくなります。

大阪では公立伝統校が定員割れして、私学へのシフトも進んでいるそうですね。

結局、伝統校と言っても何か特別なノウハウがあるわけではないのです。
偏差値で分けられた学力層が集まるだけのこと。

息子の学校も進路実績を見ると実に輝かしく見えますが、ほとんどみんな塾に通っていたので、塾の実績なのか、学校の実績なのかアヤシイ。。。


公立は学費の面でメリットがあったので選ばれていましたが、今のように無償化政策が取られてしまえば、簡単に選ばれなくなってしまうのですよね…



時代も社会も変わっているのに、教育だけが昔のまま取り残されているなぁ、とつくづく思います。

日本はこれから人口も減るし、労働者養成のための「一律教育」なんてもう機能しないのに。

画一的教育が時代にそぐわないというのはすでに認識されているようで、「自由な学び」を掲げていますが、理論先行のため現場は収拾がつかなくなっているように見えます。

中学校での英語授業なんてモロそれが反映されているよなぁ、、、と思います。
アクティブラーニングという名の下、ただ活動させているだけで何も残っていないような、、、

教育現場は人材難で、どんどん現場も疲弊していると聞きます。

私が4年前に講師を辞めたのは、もちろんバズに専念したいという気持ちもあったからですが、やはり待遇の大きな変更があったからというのが大きいです。
公立校での非常勤講師が2020年の法改正になり「会計年度任用職員」と見なされるようになり、様々な待遇が変わりました。
報酬面だけでなく、学校での権限もかなり制限されるようになり、いろいろと虚しさを感じてしまいまして…


端的に言うと「非常勤の人はその授業の時間だけ働いてくれたらいいですよ」という制度になったように思うのですが、授業って十分な準備も必要で、教室外での仕事の方が多いように思うのですが。

※余談になりますが、バズはグループレッスンの単価を高くさせてもらっていますが、それは講師の準備時間、教材研究の労にしっかりと報いたいと思っているからなんです。
個人レッスンの方がマンツーマンなので、そっちの方が高くなりそうですが、個人レッスンはそれこそそのレッスン時間だけの拘束になるんですよね。(もちろんバズは個人レッスンも手厚い報酬を講師にお支払いしてます!)


最近、教員不足が問題になっていますが、まぁ、それもそうだろうな,,,と思ってしまいます。
産休や病欠を埋めてくれる代替教員が見つからず、現場の先生たちに穴埋めが求められドンドン疲弊、、、

教職と言えば労働環境がブラック、やりがい搾取というイメージになり、、、

近年の教員採用試験の倍率、そして合格者の辞退率、目も当てられないですね。。。


負のスパイラルから抜け出すのは大変そう…

そんな状況を見ていると、これからは私学やN高のような新しい形態、自分に合った形で学べる学校を選ぶ人が増えるんだろうな、と思います。



結局、教育も民間主導でいかなければならないということなんでしょうか。



嘆いていても仕方ないですね。。。


私のおうち英語のポリシーは、「学校英語と真逆のことをやってやろう」でしたが、奇しくもスクール運営方針も「学校とは真逆のことやってやろう」になってるなとw


Englishbudsは本当に小さなスクールですが、それでも、未来を担う子どもたちに、「学びは楽しい」と伝え続けたいと思います。

バズのために働いてくれる講師にも、集ってくださる利用者の方にもwin winであるスクールであり続け、今の日本の教育にできないことを、少しでも補っていけたら──そんなふうに思っています。

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