「品詞」から始めよう:おうち英語に必要な”文法感覚”の土台

Englishbuds 管理人 MommyKayoです。




英語の授業で「形容詞」「副詞」って言われた瞬間、
「あ〜なんか聞いたことあるけど…何それ?」ってフリーズした記憶、ありませんか?

そして気づいたら、黒板にOだのCだの、謎のアルファベットが並んでいる…
あれ?何の授業だっけ?ってなるやつ。

私は昔、教える側だったのですが、
毎年4月の「グラマー」の授業で、教室中に“?”が浮かびまくるあの独特の空気感、今でも覚えてます。

4月は「???」、5月は無言のあきらめ、6月からは消化試合――

これ、ほんと“学校英語あるある”ですね。

品詞についてなんとな〜く聞いたことあるけど、理解はあやふや。

そんな“なんちゃって理解”の上に文法を積み上げても、土台がグラグラなのは当たり前ですよね。

☝️ でも「品詞」って本当に必要なの?

「英語って感覚でしょ?」
「ネイティブは文法なんて意識してないし」



私も感覚、大事だと思ってます。

その“感覚”を身につけてほしくて、母国語方式を取り入れながら、
私たちは日々、おうち英語に励んでるわけですから。

でも、おうち英語っ子が自然に身につけていく文法って、
よくよく俯瞰してみると、すごく感覚的で全部が正確ってわけじゃないんですよ。

実際、Jolly Grammarのライティング宿題を添削していても、
important と importance、happy と happilyの違いをバッチリ理解してる子なんて、ほとんどいません。

たいていは感覚でなんとな〜く使い分けてるだけ。

で、「この形はここでは使えないよ」と伝えたとしても、
「え?でもこれでいつも通じてますけど?」っていう、馬耳東風な押し問答になるわけですw

そこでやっぱり効いてくるのが、品詞の理解なんですよね。

最近、私の頭の片隅にずっとある「感覚英語から学校英語への橋渡しプロジェクト」ですが
これをどう考えても、品詞をすっ飛ばしては成り立たないという確信が、
この添削のやりとりを通してますます強まっています。

もうこれは、「みんな、品詞やろう!」ムーブメントを起こしていくしかないなと。

🧠 学校じゃ品詞は教えてもらえない

今はすっかりおうち英語界の妖精の私ですが
(たぶん100人中100人が「妖怪や!」とツッコミを入れているはず…)
昔は高校で学校英語の手下として働いていたことがあります。

だからこそ胸を張って言えますが、
「学校じゃ品詞なんて教えません。」

だいたい先生もしっかり理解してないかも…

高校で英語を教えていた頃、
「形容詞」とか「副詞」とか言うたびに、生徒の目がどんどん死んでいくけれど
教えている時間もなければ、ちゃんと正しく教える力量も自分にない…

で、ある日ふと
「これって、国語で教わってることなんじゃないの?」と思い、

職員室で国語の先生に聞いてみました。

私:「形容詞とか副詞って、教えてます?」
先生:「え?そんなに教えないよ。だいたいそもそも英語と日本語じゃ品詞の種類も違うじゃん。国語科のせいにしないで。」
私:「いやいや…せめて概念だけでも…😭」と水掛け論をしたことがあります。


結論:学校をアテにしちゃダメ。

👦 英語ダメ男の息子でも文法はスッと入った話

誰が呼んだか、おうち英語界最底辺のわが息子
(お前や、お前や、お前が呼んでるんや!とツッコんでいる人いそう)

最底辺なんですけどね、文法の理解だけはわりとスッと入ったんですよ。

なぜかというと、Jolly Grammarで品詞学習をやってたからだと思うんですよね。

名詞は黒、動詞は赤、形容詞はブルー…みたいに色とジェスチャーで分類、
実際に私とレッスンやってるときは、やりたくないオーラ全開で、ジェスチャーとかめちゃくちゃ嫌そうにやってましたけども、それでも体で覚えたことは忘れないのか、負の記憶として残っているのか、それは知りませんが、まぁ、役に立ちましたね。

「この単語、どんな役目してる?」ってことが感覚で掴めているのは大きかったです。

SVOC地獄に突入する高校英語でめちゃ効いたんです。何がいつ役に立つかはわからない。
Jolly様々🙏

おうち英語の良さって、
「大量のインプットで、英語の感覚を育てる」ことだと思うんです。

でも、ある程度インプットが進んで、
「書く・話す」にも挑戦したいな…って思ったとき、
文法の壁にぶつかる子、けっこう多い。

まぁ、本人たちはぶつかってる自覚ゼロなんですけども。

だからこちらが「そこ違うよ〜」って直そうとしても、
馬耳東風。

そうなるとやっぱり、論理的な説明を持ち出すしかないんです。

そこで必要になるのが、「品詞」という概念。

野球のことを説明するのに、やっぱり専門用語って必要なんですよ。
ヒットのこと説明しようにも、「ヒット」って言葉を使えなかったら、

「ボールがバットで打たれて、相手チームが取れなくて、
そのあいだに自分が塁に走って…その前に戻ってこなかったらセーフ!」

みたいな、もはや説明する側も聞く側もめんどくさいやつ。

つまり、「名詞」とか「動詞」とか「形容詞」とか、
基本的な用語がわかってないと、そもそも文法の話ができない。

誤解されてるかもしれないんですが、
Jolly Grammarだけが特別に“品詞!品詞!”って言ってるわけじゃないんです。

ネイティブ向けの文法テキストも、ぜーんぶ最初は品詞から入ってます。

でも、私たち日本人は品詞なんて習ってこなかったから、
グラマーテキストの最初をペラペラ〜って見て、

「え、こんなんめちゃめちゃ簡単じゃん。飛ばそ。
1からバカ正直にやらんでよし。3ぐらいからいけるやろ!」

って、なってしまう人多し。。。


思い込みって、けっこう足引っ張るんですよね。



「品詞はすべての文法の土台です」って何度も伝えないとダメだなと最近思ってます。

ここは啓もう活動としてやはり替え歌を作った方がいいですかね?

チャゲアスのSay Yesとかで。

何度も言うよ~ 残さず言うよ~♪
(そこしか使えんやんけ)


話逸れましたが、(いつものこと)

おうち英語だからこそ
文法やる時は丁寧に品詞からから始めてほしい

これはもう、しつこく言い続けますね!

🎓 まとめ:感覚 × 構造=最強

英語は“感覚”で始めて、“構造”で伸びる。

これが私の橋渡し計画の概要です。

Englishbudsでは私のJolly GrammarやMariaのJolly Grammar Masteryで、
ちょっとずつ「この単語、どんな働きしてるんだろう?」って
考えてもらう機会を作っています。

教えることを諦めている私としては、バズの講座で100%理解してくれるなんてことは期待していません。

正直、講座の中で完璧に理解してくれるとは思ってません。
でも、その“視点を持つかどうか”が、将来の伸びしろを左右すると信じています。

Jolly Phonicsは、たくさんの方の実践でここまで広まりました。

でも、その先のJolly Grammarや「品詞って実はめっちゃ大事なんだよ」って話は、
まだまだ広がっていないと感じています。

私にできることは小さいけれど、
だからこそ、こうして定期的に声を上げていこうと思います。



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