見えない落とし穴、冠詞のはなし

Englishbuds 管理人 MommyKayoです。



毎週月曜日に投稿しているインスタの豆知識シリーズ。
今週は 「a と the」の冠詞を取り上げました。

冠詞は日本人にとっての英語学習での永遠の課題のひとつですが、EnglishbudsでPhonicsやGrammarの宿題を添削したり、英検ライティングの文章をチェックしていても、「おうち英語っ子の課題もやっぱりここだよなぁ」と思わされるポイントです。

おうち英語でたくさんインプットしてきた子でも、冠詞の理解はふわっとしていることが多いですね。

a と the の違いは“なんとなく”わかっている

でも、無冠詞にしてしまったり、逆に不要なところに冠詞をつけてしまったり、などなど

冠詞が完璧に使える子は…正直ほぼ皆無、といったところです。

結局のところ、冠詞を説明しようとしても「冠詞がつくのは名詞」という品詞の理解が前提になるので、そこが整理されていないと混乱してしまいますよね。。。

なのでここでもやはり品詞学習の重要性を再認識させられます。

意外かもしれませんが、Jolly Grammarのテキストには冠詞の説明が一切出てきません。
他のネイティブ向けグラマーテキストにも出てこないですね。

ネイティブの子どもたちは小さい頃から大量の経験値にさらされていて、説明なしでも自然に感覚として身につけられるからなんでしょう。

「説明できないけれど使える」という状態に到達できるのは、膨大な経験の賜物。
私たち日本人も「なんでこの助詞使うん?」と聞かれても説明できないのでそれと同じかと…

母国語方式で育つおうち英語っ子の場合、オーラル活動の中で冠詞のやり取りの経験がどうしても少なくなってしまうため、自然体得する経験値に到達できないまま育ってしまうことも多いんだろうなと感じています。

冠詞と似た現象が起きるのが前置詞ですね。

ライティングをしてみると、ふだんの会話では気づかなかった弱点が一気に浮かび上がります。

こういうこと直ったらおうち英語っ子の英語、最強よね、って添削しながら思ってます。

そんな思いもあり、いま作り直しているのがPhonics & Grammarのテキストです。

これまでの講座で気づいた「おうち英語っ子に欧米圏の子よりも時間をかけて伝えるべきポイント」を反映しています。



本当はこの9月に、私の悲願「橋渡しプロジェクト」の資料作成を進めるつもりが、このテキストづくりに全力を注いでしまって、ちょっととん挫中です。。。

でも逆にこの作業が、ある意味、前哨戦 になっている気がしています。


例年9月は、私担当のグループレッスンが入っていないので、骨休め期間になっているんですが、今年は例年以上にやることが多くて、むしろ忙しいwww

ただ、不思議なもので「やることが多すぎ!」と感じながらも、どこか楽しい✨

おうち英語の子どもたちが次のステップに進むために、今やっていることが確実につながっていくと信じています。

「迷いどころ」を一つひとつ整理しながら、子どもたちの英語力を押し上げていけるよう、頑張っていきます。

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