浪人生の秋と英検優遇試験の現実
Englishbuds 管理人 MommyKayoです。
もう10月も終わりが見えてきました。
浪人生の息子の志望校も、そろそろきちんと絞っていかなければいけない時期です。
浪人してみて思うのは、現役のときは受験をナメていたなと…
息子は国立志望で、国立中心の勉強をしていました。
私立は「すべり止め」という感覚で、偏差値だけ見て一般入試を一校だけ受験。
共通テストの出願もひとつだけ。
今思えば、それで受かるわけがなかったなと思います。。。
私立大の入試方式の違いなどは全く調べず、「この日がちょうどいいから」という軽い感じで出願。
今いろいろ調べてみるとと、その方式はかなり難易度が高かったことが分かりました。
去年は受験方式も調べていなければ過去問も一切解かず、、、
受験科目すら適当な把握でぶっつけ本番に臨むという暴挙…
国語のテストが現代文だけだったのに、息子は直前まで古文単語を見ていた、という伝説まで作ってくれました✨
いま振り返ると、完全に情報不足、アホ親子のトンデモ受験記としか思えません。。。
まぁ、でも去年は仕方なかったんですよ。
言い訳ですが、思春期の男子なんて親の言う事聞きませんし、、、
ただ今年は同じ失敗を繰り返すわけにはいかないので、大学入試の方式を細かく調べています。
大学によって試験科目も配点も全く違うし、入試の形態も複雑。
大学入試は「情報戦」と言われますが、本当にそうだと思います。
塾の人さえ、すべてを完璧に把握できているのか疑いたくなるくらい、、、
猜疑心の塊。
信じない、信じない、俺は信じない。(蛇柱)
※頭の中、今、80%鬼滅なんです。すみません。
今残りの20%でブログ書いてます。
そうやって調べる中で、やっぱり少しでも英語を有利に使えないかと探してみました。
藁にもすがりたいから何でも使いたい。
英検などの外部検定を利用できる大学を調べてみました。
確かに、英検を使える大学はかなり多いです。
でも実際の内容を見ていくと、「英検が使える=英語が得意な人が有利」というわけではなくて、どちらかというと英語が苦手な人が救われるための制度のように感じてしまうのです。
大学入試での英検は、合格・不合格ではなく「CSEスコア(Common Scale for English)」という数値で評価されます。
CSEスコアは4技能(リーディング・リスニング・ライティング・スピーキング)の合計で、英検準1級の場合、合格基準は2304点、満点は3000点(各技能750点)です。
2級は合格基準が1980点、満点が2600点(各技能650点)になっています。
そして大学の多くは、このCSEスコアを基準にして、たとえば「2200点以上で出願資格」「2300点以上で加点」といったルールを設定しています。
多くの大学では2300点前後で評価が頭打ちになるケースが多く、1級を持っていてもあまり大きな差はつかないようです。
大学入試における英検優遇の基準は合否ではないため、「準1級をギリギリで合格するよりも、簡単な2級で高スコアを取ったほうが有利」という裏技みたいなものもあったりします💦
共通テストの英語が不安な場合に、保険として英検スコアを提出する、という使い方も多いようです。
共通テストは一発勝負ですが、S-CBTなら複数回受験することができるで、納得いくスコアが出るまで受け直せますし、、、
そんな感じで、みんな英検のCSEスコアで2200点を確保しようとし、そして案外地頭のいい子、英検の対策をしっかりした子は取れてしまったりするため、そういった「英検利用方式」は倍率が上がりやすく、英語で差をつけるどころか、ほかの教科(国語や社会)で高得点を取らないと太刀打ちできないケースになっているように思いました。。
英検が使える=有利、という単純な話ではないなぁ、、、と。
同じ英検利用でも、中学・高校・大学では意味合いが全然違います。
中学や高校入試では、英検はスコアではなく合否で評価されますし、英検準1級を持っている子はまだ珍しいので確実に有利になります。
ただ単純に有利になるのは、高校入試までかな、というのが私の所感です。
そんなわけで、息子の大学入試で英検を使うとしたら、加点方式で評価してくれる大学に出願することになるかなぁ、、、と。
あとは共通テストのリスニングを圧縮せずにそのまま評価してくれる大学も探さなきゃ、、、
去年出願した大学、リスニング配点圧縮だったw
よもやよもや、親として不甲斐なし。穴があったら入りたい。(炎柱)
今年こそ無限城から出られるようにガンバリマス!
※ちらっと鬼滅をぶっこんで終わりとします。
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