今年、やりきれなかったこと。中高生への橋渡し講座…
Englishbuds 管理人 MommyKayo です。
今年も残り10日ちょっと足らず。
時間の流れの早さに、ちょっとゾッとしています。
また別の機会にきちんと振り返りたいと思っていますが、
今年は実は、結構いろいろなことに挑戦した一年だったな、と。
ただ、その一方で
「やるやる」って言いながら
結局棚上げになってしまったこともありました。
それが、
中高生への橋渡し講座。
本当は夏過ぎくらいから着手したかったんです。
でも、
Jolly のテキストがあまりに手に入らないことに業を煮やし、
「だったら自分で作ったれ!」
「内容も見直したれ!」
と、ほぼ衝動的に
後期クラスの Jolly Grammar テキスト刷新に着手。
結果、
私のリソースはほぼ全部そっちに持っていかれました……。
そして結局、
橋渡し講座までは至らず。
でも、
物事って何ひとつ無駄なことは起こらないな、と。
今回のバズの
Jolly Grammar 講座改訂を通して、
おうち英語っ子の躓きポイントが
さらにクリアになった気がしています。
おうち英語っこの多くがつまずくのって、
単語量とか読解力じゃないんですよね。
一言で言うなら、
「曖昧に誤魔化しても、会話では問題ないところ」
に尽きます。
たとえば、
・prefix(un-, in-, im- など)
・a と an の使い分け
・アポストロフィーの位置
・省略形
・同音異義語
・三単現の s
・過去形
意味は分かっている。
言っていることも通じる。
でも、
書くと抜ける。
選択問題になると迷う。
学校英語を通ってきた私たちからすると、
正直
「え、そこ?」
と思うところです。
でも、おうち英語っこは、
「意味が通じる英語」
「使えている感覚」
を先に育ててきている分、
ルールを一つずつ
言語化して整理する経験が
どうしても少ない。
今回、その言語化の手始めを
しているつもりではあるのですが……
やっぱり、
一回聞いたくらいじゃ治りませんね。
宿題で理解度をチェックすると、
ボロボロと間違って返ってきます。
もちろん、
その宿題自体が
実はかなりエグいんですが(笑)。
Jolly Phonics 社の公式テキストは、
どの単元も
「できてるか、できてないか」
が、かなりふんわり確認できる構成。
この
「何事もハッキリさせたいギラギラ族」
の私からすると、
「こんなん甘い!
本当に分かってるのか分からんやんか!」
と、ずっと不満でした。
そこで今回の改訂では、
「え、これ中学生がやるやつじゃない?」
という問題を
サラッと送りつけています(笑)。
プリントを作っている時は
ウキウキで作っていたのですが、
数か月経って
実際に宿題チェックをしていると、
「なんだこの問題。
誰が作ったんや。
鬼か?
……いや、私や(笑)」
と、一人ツッコミを入れるレベルのえげつなさ。
でも、本当に
きれいに現実を見せてくれる
良い問題なんです。自画自賛。
実際、
「これ、中学生が解くやつじゃない?」
というレベルの問題を入れると、
一気に見えてきます。
あ、理解してないな。
ここ、完全に感覚でやってるな。
三単現、雰囲気やな……って。
正直、以前の Jolly Grammar ワークは、
絵を描いたり
感覚的に取り組めるものが多く、
「分かった気になる」
構成だったと思います。
それはそれで意味がある。
でも、
本当に理解しているかどうかは
とても見えにくかった。
今回、少し負荷をかけたことで、
子どもたちの理解が
一気に可視化されました。
これは、
かなり大きな気づきでした。
講座をやりながら、
子どもたちの反応を見つつ、
後半の内容を少しずつ調整。
説明や理解が足りないところは
復習コーナーでカバーしていますが……
子どもたち、
なかなか頑固や!www
これはもう、
長丁場の戦いになりますね。
鬼滅も
平安時代から大正時代まで
無惨と闘いましたが、
今回もそれくらいになりそうです。
(間に合わないので早くしてください)
このまま放置しておくと、
高校入試・大学入試で
意外なところで点を落としてしまうようなぁと、
息子の大学入試問題を見ていて
思わざるを得ません。
通じる運用能力は高い。
でも、
「正しさ」という面では
不十分になってしまう。
実際、うちの息子も今回、
〇田塾で英語を
かなり徹底的にやり直しました。
曖昧だったところを、
全部、論理で固め直す作業。
見ていて、
「あ、点が取れる英語になったな」
と実感しましたし、
英語が総合的に
ブラッシュアップされたと感じています。
よく、
「受験英語は使えない英語」
と言われます。
でも私は、
全部が無意味だとは思っていません。
やり方を間違えたら、
確かにしんどいし、私みたいに使えない英語になっちゃう…
でも、
曖昧さをなくすための受験英語
は、ちゃんと意味があるのだと思います。
たしか私の敬愛する関先生も、
受験英語を
「論理で整理する訓練」
として肯定的に話していた記憶があります
(ニュアンスですが)。
おうち英語っこに必要なのは、
学校英語をそのままなぞることでも、
感覚だけで突き進むことでもなくて、
一度立ち止まって、
「分かっているつもりだったところ」を
丁寧に言語化し、整理し直す時間。
しかもこれは、
1回やって終わりでは
なかなか治らない。
癖ですから。
だからこそ、
継続的にフォローできる
「橋渡し」が必要なんだと思っています。
今年はそこまで手が回らなかったけれど、
来年はこの橋渡し講座を
ちゃんと形にしたいなと思っています。
Jolly Grammar を土台にしながら、
中学・高校、
そしてその先につながる英語へ。
そんなことを、
この年の瀬あらためて考えています。
現実化頑張るぞ~!
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