英語での語りかけは必要?
英語での語りかけは必要?
Englishbuds管理人 Mommy Kayo です。
英語で親が子供に語りかける必要性について今日はお話ししてみたいと思います。
子供に英語を話しかけるフレーズ集もたくさん販売されているように、関心の高い話題なのではないでしょうか?
自身の経験から言えば、私は
【英語での親による語りかけは可能であれば挑戦してもいいけれど、マストではない】
と考えています。
「完璧なバイリンガルを目指す!」という高い目標を掲げて見えるのであれば、親による語りかけも必須かもしれませんが、
【中高生になった時、英語できちんと自分の考えが述べられる子レベル】
を目指すのであれば、小さい頃から闇雲に親が常に英語で話しかけなければならないとは私は思っていません。
我が家は我が子が3歳ぐらいまで、時々(毎日ではありません)気分で英語で語りかけたりしていました。
子どもに英語を発話させよう!というアウトプット狙いというよりは、自分の英語の勉強になったらいいな程度のゆるーい感じでした(^^;
私は中学校から英語を勉強し始め、基本的に受験英語を勉強してきたため、案外日常会話のフレーズに疎かったりしていました。
そのため、CD・DL付 完全改訂版 起きてから寝るまで子育て英語表現600を購入して、「へー、こういう時はこう言えばいいんだ」と学んだフレーズが身に付くよう、ちょっと使ってみようか的な感覚で自分の勉強を兼ねて、語りかけをしていました。
ですから、非常に不定期で熱心にやっていたとは言えません。
しかも、3歳を超えたぐらいから子供も社会性がだんだん身に付いてきて、「この人とは日本語で話せばいい」と思い始めるようで、英語で話しかけても日本語で返事をしてくるようになり始めました。
私もそれほど語りかけを重視していなかったため、3歳過ぎからは英語での語りかけ等は「この人には英語を話さないとダメだ」というシチュエーションを作り出すためにほぼ毎日Skypeレッスンをフィリピンの先生にしていただき、語りかけは完全外注することにしました。
明確な根拠・信念に基づくポリシーがあってこのような形式をとってきたわけではありませんが、結果的には良かったと思っています。
日本語を母語として確立させるために、親子の何気ない日常の会話も非常に重要だったと思うからです。
私の英語育児に何かポリシーとしているものがあるかと言えば、【何も犠牲にしない】が唯一のポリシーです。
普段の何気ない親子間の会話も犠牲にしたくはありませんでした。
私は英語科の教員ではありますが、自分の英語はまだまだ発展途上だと思っています。
もし私が子どもと四六時中英語で家で話さなければならないとなったら、伝えたいことの半分も伝えられるかどうか。。。
とてもネィティブのお母さんが子供と会話しているような内容を完璧に再現することはできないと思っています。
微妙なニュアンスを伝えることはできず、母語の日本語で会話するよりもかなり内容が制限されたものになっていたのではないだろうかと思います。
日本の家庭で育つから、日本人の両親を持つ子供だから、日本語の心配はないとは言えないのです。
今、高校生を教えていて、英語の問題と言うよりも日本語の語彙の面でつまづいている子をたくさん目の当たりにしています。
こちらとしては知っていて当然と思う日本語でも、知らないという生徒が昔に比べて増えてきているように感じます。
例えば、英作文等の問題で、【質素】という語彙が出てきた時に、英語に直す前にその【質素】がわからないとか・・・。
提出物を出さない生徒に「どちらが根負けするかだけど、先生は絶対に譲らないよ!」と注意しても、「根負けって何ですか?」という具合です。。。
意識して子供のころからたくさんの語彙に触れさせる機会を持たせることが必要だと実感しています。
英語でも日本語でも、出会ったことがない言葉は永遠に知らない言葉のままになります。
ですから、私は積極的に家庭内での英語での語りかけを推奨はしません。
親が語りかけをしなくても、現在は代用できるアイデアがたくさん身近にあります。
親が英語で語り掛けてきませんでしたが、我が家はそちらを活用したおかげで、子供たちは英語をちゃんと話せるようになっていますよ(^^)
【関連書籍】
CD・DL付 完全改訂版 起きてから寝るまで子育て英語表現600
0~4歳 わが子の発達に合わせた1日30分間「語りかけ」育児
レッスン料金など受講に関する詳しいご案内はこちらから♪
MommyKayo提供サポートメニューはこちらから♪
各種お問い合わせはこちらから♪
応援お願いします♪
コメントを投稿するにはログインしてください。