読み飛ばす力の大切さ ― 英語多読で身につけたいスキル
Englishbuds 管理人 MommyKayoです。
今日のInstagram投稿では「読み飛ばす力」についてお話ししました。
インスタはどうしても文字数に制限があるので、こちらで少し補足して詳しくご紹介したいと思います。
おうち英語における多読で、こんな声をよく耳にします。
- 「知らない単語があるのに読めるの?」
- 「全部理解してないのに読んでも意味なくない?」
- 「知らない単語は教えていいの?」
その気持ち、とてもよくわかります。
でも実は「わからない単語を飛ばす力」こそが、長く読んでいくために必要なスキルなんです。
誰だって最初から全部の単語を知っているわけではありません。
知らない単語が出てきたときには――
- 文脈から意味を推測する
- 前後の表現や対比から理解する
- わからないままでも全体を掴んで読み進める
こうした「推測」と「飛ばし」を繰り返しながら、全体像を理解していくのです。
これは私たち日本語での読書でも同じですよね。
難しい漢字や専門用語に出会っても、雰囲気で読み進める経験は誰にでもあるはずです。
おうち英語で多読を進めるうえで大事なのは、
「わからない単語があっても立ち止まらない」こと。
- 1冊で完璧に理解しようとせず、ざっくり全体でOK
- 辞書を調べるよりも、まずは読んでみる経験を優先
- 同じ本を繰り返し読むうちに、自然と理解が積み上がる
つまり、おうち英語における多読は「すべてを理解する精読」だけを追うのではなく、「読み進める力を育てる体験」を重視すべきだと思うのです。
知らない単語に出会ったとき、文脈に散りばめられたヒントから意味を推測するスキルを Context Clues(文脈手がかり) と言います。
例えば――
- 前後の絵や写真 → 視覚から意味を推測
- 繰り返し登場する表現 → パターンから意味を推測
- but, however などの対比表現 → 反対の意味を読み取る
こうしたスキルが身につくことで、すべての単語を知らなくても「読める!」という自信につながります。
おうち英語を続けるうえで大事だと思うのは、「全部わからないとダメ」という思い込みを外すこと。
むしろ「飛ばしてもいい」「わからなくても大丈夫」という安心感が、子どもにとって長く学びを続けられる大切な土台になります。
読書や多読の本質は「楽しさ」にあります。
知らない言葉に出会うたびに止まるのではなく、「なんとなく理解できた」で十分。
そこからまた次の読書へと進めばいいのです。
- 読み飛ばす力は、英語学習だけでなく母語の読書にも役立つ
- 完璧を求めずに進むからこそ「楽しさ」が持続する
- 繰り返し読むことで自然と語彙も積み重なっていく
多読を続けるほどに、「読み飛ばす力」は確実に育っていきます。
これはまさに、一生使えるスキルです。
Englishbuds Compassでは、読み飛ばす力を自然に養成できる Bookworm各種メニュー を募集中です。
「読める自信」を身につけたい方は、ぜひご一緒に多読の世界を楽しんでみませんか?
👉 Englishbuds Compass Bookworm 詳細はこちら
にほんブログ村