Raz-Kidsが大きく変わる!Level UP終了と「Lexile基準」への移行を詳しく解説

Raz-Kidsの仕様が大きく変わりました
Level UP終了と、これからのRazとの付き合い方

ここ数日、 「Raz-KidsのLevel UPがなくなっています」 「今までのようにレベルから本を選べません」 というお問い合わせを何件もいただいています。

私も最初に画面を見たときは、 「え、Level UPどこ行った?」 となりました。

調べてみると、一時的な不具合ではなく、 Raz-Kids/Raz-Plus側の大きな仕様変更 のようです。

今回、シャベリンガルのMasamiさんにもいろいろと情報を教えていただきながら、 現在わかっていることを確認しました。 まだ新システムへの移行途中で、実際に運用してみないとわからない部分もありますが、 現時点でわかっていることと、Englishbudsとして今後どう対応していくかをまとめておきます。

「Level UP」がなくなりました

これまでRaz-Kidsでは、 aa → A → B → C……→ Z2 というRaz独自のReading Levelがありました。

Level UPでは、自分のレベルに合った本を読んでクイズに取り組みながら、 少しずつ上のレベルへ進んでいく仕組みになっていました。

今回の変更で、このLevel UPがなくなりました。

さらにReading Roomでも、これまでのように 「今日はLevel Gから選ぼう」 「次はLevel Hの本を読んでみよう」 という形で、 aa〜Z2のレベル別に本を表示して選ぶことができなくなっています。

これはEnglishbuds側の設定によるものではありません。

現在Englishbudsでは従来どおり全レベルの本を開放していますが、 管理者側でもaa〜Z2のレベル表示を元に戻すことはできません。

ここが今回、一番戸惑うところだと思います。

Razは「Lexile」を基準にした読書へ移行するようです

では、Level UPの代わりに何をするのか。

今回Razがかなり前面に出してきたのが、 Lexile(レクサイル) です。

LexileはRaz独自のレベルではなく、 読み手の読解力と文章の難易度を同じ尺度で表す指標 です。

今回導入される Reading Growth Assessment (子どもの画面では「Reading Checkpoint」)を受けると、 一人ひとりのLexileが判定されます。

そして、そのLexileをもとに、その子に適した本をシステムが選んでくれるのが、 Reading Power Zone です。

これまで
Raz独自の aa〜Z2 を自分で進む「Level UP」

これから
Lexileを測定し、その結果に応じた本を
「Reading Power Zone」で読む

Reading Checkpointは年3回

Reading Growth Assessmentは、原則として年3回行われます。

  • BOY:年度初め
  • MOY:年度途中
  • EOY:年度末

現在契約中の利用者については、 8月12日(アメリカ時間)にアセスメントが配信されるという情報 があります。

日本では時差の関係で8月13日になる可能性もあり、 この点については実際の配信を待って確認したいと思っています。

テストは通常20〜30分程度で、制限時間はありません。 途中で終了しても進捗は保存されるため、一度に終わらせる必要もありません。

Reading Checkpointが表示されたら、保護者の方が答えを手伝わず、お子さん本人の力で受けてください。
単語の意味を教えたり、問題を説明したり、答えが合っているかを伝えたりすることも避けてください。 この結果が、その後の読書環境に反映されます。

Englishbudsでは、今すぐLexileを一律設定しません

実は管理者側でLexileを手入力し、 Reading Power Zoneを利用できる状態にすることもできます。

ただ、Englishbudsでは現時点で、 全員に一律でLexileを手入力してReading Power Zoneを開放することは見送ります。

もうすぐReading Checkpointが配信されるのであれば、 まずはそこで実際の結果を見てから運用した方がよいと考えているためです。

どうしても今すぐReading Power Zoneを利用したいという方は、 個別にご連絡ください。

今、一番困るのは「本を探しにくい」こと

個人的には、今回一番困っているのはここです。

Razには約3,000冊の本があり、 Englishbudsではこれまでどおり 全レベルを開放しています。

つまり、 「読める本が減った」わけではありません。

ところが、これまでReading Roomにあった aa〜Z2からレベル別に本を探す入口がなくなってしまいました。

現状ではReading Roomの Books by Topic から、Animals、Science、People and Placesなど、 興味のあるTopicを選んで本を探してもらうことになります。

本はある。
でも、探しにくい。

ここは正直、従来のRazに慣れている私たちにとっては不便になりました。

各生徒のLexileが確定し、Reading Power Zoneが本格的に動き始めたところで、 Englishbudsとしてどう本を探してもらうのが一番使いやすいのか を改めて検討します。

ここでMommyKayoの邪推(笑)

ここからは完全に私の憶測です。

今、aa〜Z2からレベル別に本を選べなくなっているのって、 もしかすると 「新システムへの移行期間中だから」 なんじゃないか……と、ちょっと淡い期待を抱いています。

現在、Razの本には従来のaa、A、B……というレベルがそれぞれ付いています。 これを今度はLexile基準で細かく整理し直して、 しかも新しいReading Power Zoneの仕組みに合わせていくとなると、 結構な作業なんじゃないでしょうか。

AIを使ったとしても、 最後は人の目で確認するところもあるでしょうし。 しかもRazさん、 自分で自分の首を絞めるかのようにLexile区分をめちゃくちゃ細かく設定している(笑)。

なので、 「今はまだ裏側で本をLexile別に整理している途中で、 それが終わったらReading Roomにも Lexile別に本を検索できる入口を作ってくれるんじゃない?」 と、勝手に期待しています。

もちろん、これは公式情報ではなく、完全なるMommyKayoの邪推です(笑)。
本当にそうなってくれたら、かなり使いやすくなるんですけどね。

Reading Power Zoneは少し難しめ?

今回、いろいろと情報を教えてくださったシャベリンガルのMasamiさんからは、 Lexileを基準にReading Power Zoneで選ばれる本は、体感としてやや難しめの本が出てくることがある というお話も伺いました。

これは今後Englishbudsでも実際の生徒の様子を見ていきたいところです。

Lexileという数値だけで「この本ならちょうどいい」と決められるわけではありません。

語彙、背景知識、その子の興味、シリーズへの慣れなどによっても、 同じ難易度の本の読みやすさは変わります。

これまでのおうち英語では、 「ちょっと簡単かな?」くらいの本をたくさん読むことで 力をつけてきたお子さんも多いと思います。

Reading Power Zoneで提示された本 = 必ずその子にとってベストな本 と決めつけず、実際の読み方を見ながら使っていく必要がありそうです。

なぜRazはこんな変更をしたのだろう?

ここからも私の推測が入ります。

Razはおそらく、Raz独自のaa〜Z2という尺度だけではなく、 より広く使われているLexileという共通指標を軸に読書レベルを管理したい のではないかと思います。

Razの外で本を選ぶときにもLexileがわかれば、 「RazではLevel ○だったけれど、この本は読めるかな?」 ではなく、 「この子は○○Lくらいだから、この本も候補にできそう」 と考えられます。

そう考えると、 Razの中だけで完結しない読書指標を持てる というメリットはあります。

また、子どもに完全に自由に本を選ばせると、 表紙だけで判断して避けたり、 いつも同じような本ばかり選んだりすることもあります。

そこをシステム側が 「今のあなたにはこんな本もどう?」 と選書してくれることにも意味があるのかもしれません。

※この部分はEnglishbudsとしての推測を含みます。

Foundationsも含めて、Razとしては「より親切に」しているのかも

Razは少し前から、Raz-Plusの中に Foundations A-Z の機能も追加しています。

フォニックスなど、読むための基礎スキルから取り組みたい子にとっては、 かなり手厚い仕組みです。

ただ、従来のRazに慣れている側からすると、 「本を選んで、読んで、クイズ!」 というシンプルさがRazの良さでもあったので、 少し回りくどく感じるところもあります。

今回もRaz側としては、 「Level UPをなくして不便にしてやろう」 と思っているわけでは当然ないでしょう(笑)。

むしろ、

  • Lexileという共通基準で読解力を測れるようにした
  • 一人ひとりに合った本を自動で提示できるようにした
  • Raz以外の本を選ぶときにも使える指標にした

という、 よりパーソナライズされた読書環境 を作ろうとしているのだと思います。

長年使ってきた側としては 「前の方が簡単だったのに!」 と言いたくなるところもありますが(笑)、 新しい仕組みにもメリットはありそうです。

子ども側には「READY Routine」と「Flight Check」も

今回のReading Power Zone以外にも、 子ども側の学習画面には新しい仕組みが追加・整理されていくようです。

READY Routine

本を読んで終わりではなく、 読んだ内容について考えたり、話したり、書いたりする活動へつなげていく仕組み です。 「読む」だけではなく、読解した内容を使うところまで含めた学習を意識しているようです。

Flight Check

子ども側からアクセスできる、 読みの力を確認するためのアセスメント系の入口 です。 音読など、日々の読書とは少し違った形で「どれくらい読めているか」を確認する機能として使われます。

こうして見ると今回のLevel UP終了だけが単独で行われたというより、 「読む → 測る → 合った本を読む → 内容を使う」 という形に、 子どもの読書体験全体を作り直している途中なのかもしれません。

Bookworm・Raz-Reading Boot Campへの影響

Englishbudsの BookwormやRaz-Reading Boot Camp についても、今回の変更の影響があります。

これまではEnglishbudsでRazを契約していない方にも、 PDFの課題本リストをお渡しし、 「このレベルのこの本を読んでください」 という形で、ご自身のRazアカウントから本を探していただくことができました。

ところが、aa〜Z2のレベル別表示がなくなったことで、 タイトルだけを頼りに指定された本を探すのが、かなり難しくなる可能性があります。

ここは今後の運用を考えなければいけません。

一方で、Razの Assignment(課題配信)機能はこれまでどおり利用できます。

そのため、 EnglishbudsでRazをご契約いただいている方には、これまでどおりこちらから課題本を直接配信できます。

特に新しいReading Power Zoneの使い方にまだ慣れていない時期は、 自分で本を探すよりも、 「今月読む本がAssignmentに届いている」 というRaz-Reading Boot Campのスタイルは、 むしろ使いやすいかもしれません。

新しいシステムへの移行期間は、 Assignmentをうまく活用しながら読書量を確保していただく一助にRaz-Kids Reading Boot Campがなれば…と考えています。

それでもRazは「お値段以上」だと思っています

今回の変更で戸惑っているのは事実です。

しかも、これだけ大きな変更が事前にもっとわかりやすく告知されていたら…… とは思います(笑)。

それでも、 提供されている本の数、音声、クイズ、Assignment、 Reading Growth Assessment、Lexileによる選書、Foundations、 さらに子ども側の新しい学習機能まで含めて考えると、 現在の価格でこれだけ利用できるサービスは、やはりかなり充実しています。

だからEnglishbudsとしても、 「Level UPがなくなった。困った!」 で終わらせるつもりはありません。

せっかく新しい仕組みになるのであれば、 実際に子どもたちに使ってもらい、

どこが便利なのか。

どこは従来より使いにくいのか。

おうち英語家庭ではどう使うのが一番いいのか。

そこを検証していきたいと思っています。

まずはReading Checkpointの配信と、 実際に出てくるLexileの結果を待ちます。

しばらく試行錯誤が続くかもしれませんが、 新しいRazをどう使えば子どもたちの「読む」に一番つながるのか を基準に、Englishbudsでも運用方法を整えていきます。

Special Thanks ♡

最後になりましたが、今回の変更についていろいろと情報を共有してくださった シャベリンガルのMasamiさん、 本当にありがとうございました!

一人でRazの画面とにらめっこしていたら、 もっと混乱していたと思います(笑)。
スペシャルサンクスです♡

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