実は手強いアルファベット学習・・・
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実は手強いアルファベット学習・・・
Englishbuds 管理人 Mommy Kayo です。
神戸山手短期大学准教授村上先生の連載企画は
【アルファベット学習】についてでした。
日頃からJolly Phonicsに取り組んでいるので
この村上先生のお話に私は非常に共感しました。
お恥ずかしながら、
Jolly Phonicsに出逢うまで
アルファベットをABC順に覚えていくことに
何の疑問も持っていませんでした。
幼児英語教室ではABCソングをどこの教室でも
校歌のように歌っていますし(爆)
そうやって覚えていくのが当たり前だと信じていました。
自分の常識は思い込み、あるいは世間からの刷り込みでしかないと
改めて実感いたしましたね。。。
事実を疑い始めると
確かに
「なぜABC順?」
「なぜ大文字から学習?」
となります。
最近は就学前にひらがなが
すでに書けるようになっている子がほとんどだとは思いますが、
小学校で1年生に初めて教えるひらがなは
「つ」と「く」と「し」
であって、
「あ」「い」「う」
ではありません。
「つ」と「く」と「し」が最初のひらがなに選ばれる理由は
一筆で書けるということです。
そして「つくし」「くつ」「くし」など単語を作ることができること。
その点、Jolly Phonicsのアルファベット学習順は
日本の小学校の1年生が習うひらがなの順番と非常に似通っています。
頻出度順であり、単語を作れる音というところから
「s」「a」「t」という順に覚えていきます。
しかも大文字はすべての音を習うまで教えません。
なぜなら、大文字はほとんど使われないからです。
英語の95%は小文字です。
本来であれば
ひらがな学習にされている配慮が
アルファベット学習においてもなされるべきなのです。
村上先生は連載企画の中で
このアルファベット学習というのは
ディスレクシアなど発達障害の有無に関わらず
どこ子にとっても音と文字を一致させるというのは大変
と述べておられます。
そう考えていくと
ABCソングの功罪についても疑問を呈したくなってしまう。。。
ABCというのは文字の名前であって音ではないのですから、
ABCソングを歌ってアルファベットを覚えていくことは
混乱を招き、むしろ害しかないのではないかとさえ思ってしまいます。。。
智恵が浅かった昔、私も
「アルファベットなんて自然に書けるようになるさ」
と思っていましたが、
英語教育に携わる者として改めて
アルファベット学習の難しさを深く認識すべきだと思った次第です。
アルファベットが文字・記号として書けるようになることが
アルファベット学習の終了ではありません。
文字と音の一致、そこを最終ゴールとすると
それはそんなに短時間で簡単に終わらせることができるものではないとわかってきます。
小学校での英語は
英語活動から教科に格上げされますが
早くからコミュニケーション重視の英語に触れることも大切かもしれませんが
早くから英語を始められるメリットとして
本格的なアルファベッド学習に力を入れていくべきなのではないかと思います。
中学校で時間を割くことができないなら
小学校でじっくり基礎の基礎を学べばいいのに・・・
と思ってしまいますが。
こんなところから日本の英語教育変わって欲しいなと切に思います。
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