読解力15位は早期英語教育のせい?!
オンライン英語スクール Englishbuds 管理人 Mommy Kayo です。
早期英語教育への反対意見というものが根強くありますが
先日こんな↓記事を見つけました。
有識者が警鐘 「読解力世界15位」に急落したのに「早期英語教育」している場合ではない!
本当に本当に失礼なんですが・・・
「はぁ~?」
と思ってしまいました。。。
読解力が低下したこと早期英語教育との因果関係が
私には全然理解できませんでした・・・。
「それはあなたに読解力がないからです( ̄_ ̄)」
と言われて終わりかもしれませんが、
論理展開が浅くないですか?(本当に本当に失礼なんですが💦)
この
【子どもの第二言語学習が母語に影響を与え、思考力が下がる】
という論理は
日本より上の順位を取っている国にも当てはまらないとダメだと思うのですが、
上位ランクしている中国各都市はさておき、
読解力ラインキングで日本よりも上位にランクインしている国に
エストニアという国があります。
エストニアはバルト三国として知られるヨーロッパ北部の国です。
公用語はエストニア語ですが、
学校での語学教育が重視されており、
学生は母国語であるエストニア語だけでなく
英語、ドイツ語、ロシア語などに2,3ヶ国語を学習しているそうです。
この例を出すだけで
早期英語教育が読解力に深刻な影響をもたらすというロジック崩れません?(^^;
しかもこちらにある【早期英語教育】
小学校での英語教育を問題視しているのですよねぇ。
今日本の小学校で行われている程度の英語教育が
どれほどの影響を子どもに与えているというのでしょうか。
思考力低下云々に何の影響も与えていないと思うのですが・・・。
今日は失礼を承知でズバリ言いたいと思いますが、
小学校の英語活動は
思考力低下にも影響していないと思いますが
プラスの影響もない活動だと思っています。
時間の無駄になっていることは否定しません。
確かに今の小学校の英語の内容であれば
他の教科に時間を割いた方がマシではないかと私も思います。
でもそうだからといって
思考力が低下したことが小学校の英語教育に原因がある
とは言えないと思うのですよね。
なんでも英語のせいにしないで欲しいと思ってしまいます。。。
英語コンプレックスがこういう考えにも出てくるのかなぁ
とも思ってしまいます。
何かと理由を付けて
英語ができないことを正当化するというか。
思考力を犠牲にしてまで英語なんてやっちゃダメだよ!的な。
第二言語習得と思考力は関係ないと思います。
エストニア人にはできるけど、日本人にはできない、とでも?
後日もう一度書きたいと思っていますが、
日本語を犠牲にしてまで英語教育にのめりこんでしまう人も実在しています。
【早期英語教育】【おうち英語】というジャンルの括りは
非常に広範囲に及んでいるのが現状ですが
日本語を犠牲にしてまで英語教育にのめりこむ人たちと
私は一線を画したいと思っています。
キリスト教にだって
プロテスタントとカトリックがあるくらい
何事にも流派がいろいろと存在しますので
おうち英語にもいろんな人がいていいとは思いますが
私はそちらの人たちとは別のスタンスであることを明言しておきます。
ということで、
日本語を犠牲にしてまでやってしまう早期英語教育が
思考力に影響を与えるというならば
それはそうでしょうねとその意見に賛同しますが
今回のこの記事は論点がずれていると指摘せざるを得ません。
私は【有識者】でもなんでもない
そこらへんにいる普通のおばちゃんですけど、
思考力について言わせてもらうなら
読書量が減っていることもそうですが
自分と異なる意見に触れる機会が減っていることが
思考力の低下に影響をもたらしていると思います。
今の日本社会って
右に倣えのところが強く、
学校でもみんな平等、人と差が付くことを避ける傾向にないですか?
それはそれで良い事なのかもしれないのですが
人と意見を戦わせる機会もなくなり、
スマホの普及で自分の好みの情報だけをチョイスできる時代になってしまいました。
自分の意見と異なるものに触れなければ
深く考えることなんてするわけないですよね。
「考えさせられる」という機会がないまま育ってしまうんです。
高校での教え子をみていても
自由時間はYoutubeで自分がみたい動画をひたすら見て
ニュースも見ていないから時事ネタも知らない、
もちろん新聞も読むわけない、
という子がほとんどになってきています。
自分と反対の思想、未知の考えに出会う機会がない。
そりゃ思考力も育たないですよ。
英語やるやらないなんてこれっぽっちも関係していないと思います。
むしろ
早期英語教育は異文化に触れるということでもありますから
日本語以外の言語に小さいころから触れるというのは
自分と違う意見・考えに触れるチャンスを多く持てると言えるのではないでしょうか。
現にわが子も
日本と海外の文化・言語・思考等の違いに
英語という言語を通じて
多く触れながら育つことができたと思っています。
オンラインレッスン、ホストファミリーなどの経験などから
海外の人と直に交流することで
納得できないこと、理解できないこと、
というのも学んだでしょうし、
その反面、
同じ人間だから一緒だね
と思うことも多々あったと思います。
それを介してくれる手段に英語があったというわけです。
このように書いてしまうと
我が家の子どもたちが
「もしかしてカント並みに思考力があるのでは?」
と誤解を与えてしまうかもしれませんが
(誰もそこまで思ってない・・・)
ハッキリ言っておきますが【普通】です。
何をもって普通とするかというのがまた難しいのですが
私が求めているレベルに普通に達しているという意味で。
年齢相応に物事を考えることができているかな、と思っています。
ということで、
おうち英語をやったからといって
思考力がバリバリ育ちますとも言いませんが、
少なくともこの記事にあるように
適度な早期英語教育が子どもの思考力に
悪影響を与えることはないと思っています。
おうち英語をしていなかったとしても
中高生になった時、
英語を日本語に訳すという作業をすることで
思考力を深めることができるのではないかとも思っています。
英文和訳が時代遅れだとか言われ、
英文和訳をするような授業が忌み嫌われたりする風潮も
思考力を下げる遠因になっているのではないか?とすら思います。。。
思考力と言語、実に興味深いですね。
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