【高校・大学受験記】英語だけじゃ受からない・・・
Englishbuds 管理人 MommyKayo です。
子どもたちの受験がそれぞれ終わったところで
今回の受験で感じたことを
おうち英語の観点から
書き留めておきたいと思います。
端的に感想を言うなら
それはもうタイトル通りです。
英語だけじゃ受からない・・・
以上!
・・・ではあんまりだと思うので(^^;
もう少し書き足してみたいと思います。
学校英語や受験のために
おうち英語を続けてきたわけではありませんが
おうち英語が学校英語や受験に
役立ったことは間違いないです。
でもあくまで
役立った
というに過ぎないかな・・・
とも思います。
AO入試や英語コース推薦などで
英語に特化した試験を利用すれば
英語を武器に受験を突破することも
あり得る話だと思うのですが
わが家の子どもたちは
それぞれ英語の道へ進むことは
全く眼中になく💦
英検などの資格を生かすこともなく
普通の試験内容で勝負することとなりました。
そうなると
大学入試での英語は
共通テストではリーディング100点、リスニング100点で
900点中わずか200点です。
高校入試では5教科の中の1教科でしかなく
500点中の100点でしかありません。
しかも共通テストにしても高校入試にしても
トンデモナイ難易度のテストというわけではなく
受験者の平均点がだいたい6割弱程度になるように
設定されて出題されているため
100点取ったところで
受験者の中間層より+40点弱有利になる
という程度のアドバンテージになります。。。
地頭の良い子たちは
普通に高得点を取れるテスト内容なので
そういう層の子たちとは
英語だけでは全く差が付けられないことになります。
英語で満点を取ったところで
それだけで合格できるわけがありません。
結局のところどの教科も満遍なく
高得点がマークできなければならないのです。
わが家の娘に至っては
元々が完全な文系人間であるにも関わらず
苦手な理系で勝負に出るという暴挙に出て
かなりの苦戦を強いられました。。。
娘が希望していた学部は
浪人率が6割、現役4割と異常に浪人率が高いため
一時は浪人も本気で覚悟しましたが
なんとか現役で滑り込むことができました。
国立大学の椅子取りゲームでは完敗しましたが
苦手な理系教科に果敢に挑み、
現役で私立大学でも合格できたことは
褒めてあげたいと思っています。
娘においては
英語の勉強に割く時間を
理系に科目の克服に使うことができた、
という意味で
英語が受験を助けてくれたと思っています。
私立大学にしても
入試科目は【生物・数学・英語】の3教科で
英語は300点中の100点でしかないわけで
英語だけが抜群にできても
それだけで合格することは無理なんですよね💦
やはり比重が重い
理系教科をしっかりと学習しないことには
合格することはできません。。。
高校入試においても
英語は入試科目としては一教科に過ぎません。
他教科に1教科でも極端な苦手教科があったりすれば
ある程度以上の偏差値の高校に合格することは
難しくなるでしょう。
受験を終えてみて
改めてわが家のような
日本の土着民として生きていくことを選んだ家は
英語ばかりを追わなくて良かった・・・
と思うのです。
偏重バイリンガルでちょうど良かったと。。。
これから社会はさらに多様化していくでしょうから
海外大学進学を志す子が増えたり
高校・大学入試などで英語の比重が
さらに増していく可能性はあると思います。
ですから
わが子の受験体験談が今後の方の参考になる
とも思いませんが
あくまで今の時点で感じていることを
書き留めておきますね。
各教科を
受験レベルまでに上げていくために
絶対的に必要なものは
母語(国語力)
だと思います。
最近は
暗記だけの学習から思考力を問う内容へと
出題傾向が変わってきていますが
今年の大学入試共通テストでも
暗記や小手先だけの対策では対応できず
問題が意図すること・求めていることを読み解き、
解答を導き出すことが求められていたと思います。
そうなると
どの教科もしっかりした国語力で
問題を読み解き、深く思考することが求められるのですよね。
受験をWで経験し
このようなことを体感すると
日本語を犠牲するようなことは
何が何でも避けるべき
と思ってしまいます。。。
英語だけできればいい
という考え方は
子どもの将来の進路を
大幅に狭めてしまう可能性もあるのではないかと・・・。
子ども一人一人の夢や希望は違うもの。
親の願う道を選んでくれるとは限らない。
わが子のことを思って始める
おうち英語ではありますが
やりすぎてしまって
子どもから進路選択の選択肢を
奪ってしまうことになるのは
本末転倒ではないのかな・・・
と思います。
もちろん
英語は大切
どの子にも
自然な言語習得の方法であるおうち英語を
これからも勧めていきたいと思っています。
でも将来のことを何も考えずに
イケイケドンドン的に
無責任に商業ベースで
早期英語学習を煽ったり、勧めるということは
絶対にあってはならないことだな
と思っています。
幼児教育が過熱し
早くから子どもに英語を学ばせたい
というご家庭は増加の一途です。
いろいろなメソッドがあり、
いろいろな教材、お教室があり。。。
やり過ぎれば害になり
やり足りなさ過ぎも益はナシ。
幼児英語というのは
まさに絶妙な匙加減が求められるということは
間違いないことだと思います。
匙加減の具合は
各家庭によっても異なるものですが、
わが子の受験を通して
わが家のおうち英語を振り返ってみると
わが家にしてはちょうどいい按排だったのではないかと
自分なりに満足しております。
娘も息子も
オール公立、塾ナシ+おうち英語という
最低限の手持ちのカードだけで
勝負してくれたことを誇りに思います。
私学の選択肢が多い地域に住んでいたら・・・
多少遠くても中高一貫に進学させていたら・・・
通塾させていたら・・・
と思わないことはなかったですが
配られたカードに不平不満を言っていたら
キリがないですからね💦
唯一、
レアカードとして親が配ってあげられたのは
おうち英語というカードだけ。
レアカードだけに
どこでそのカードを使うかが
大切なのではないかと思いますが
わが家では
受験の切り札になった
とは言い難いというのが正直なところです。
多少有利にゲームを進めることはできたとは思いますが。
そのカードの本当の使い道は
受験ではないとも思っていますので
これからも粛々と偏重バイリンガルの道を進み、
カードを使うべきシーンで
英語を生かしてくれるといいな♪
と願うのみです。
受験はゴールではないですからね♪(^^)
さぁ、もうすぐ4月です!
心新たに新生活、頑張って欲しいと思っています♪
私もガンバロー!
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