Jolly Grammar3に感じるネイティブとの語彙力の差・・・


Englishbuds 管理人 MommyKayo です。



この春から

色々と新しいことに挑戦していますが

その中で一番自分にとって

チャレンジングなことだと感じていることは

Englishbudsにおける

Jolly Phonics & Jolly Grammarの集大成クラスとなる

Jolly Grammar3+中学英語

のカリキュラム&レッスン素材作成です。



Jolly PhonicsからJolly Grammar2までは

Jolly Phonics社公認トレーナーである

山下桂世子先生によるトレーニングが開講されており

カリキュラムの概要、指導方法などを

伝授していただくことができます。



もちろん教えていただいた内容だけで

すぐさまレッスンがご提供できるわけではなく、

自分が担当している生徒さん、環境を考慮して

教材を再度読み込んだり、

カリキュラムを練り直す必要はあるのですが

ある程度のロードマップが示された上での作業となりますので

比較的楽に作業を進めていくことができます。



しかしながら

山下先生によるJolly Grammarのトレーニングは

Jolly Grammar2までなのですよね💦



その背景には色々と

日本ならではの事情があると思っています。



山下先生のご尽力で

Jollyも日本でかなり広まってきましたが

残念ながらまだ42音の学習で

終わってしまっているところが多いように思います。



その背景にあるのは

学習者となる子どもたちの

語彙のストックが十分でないため、

次のステップとなる

同音異綴りの学習が非常に難しいものとなる


というところなのではないかと思っています。



42音の段階では

1つ1つの音を繋げることで単語になる

ということを確認していく作業を

アクションやストーリー、歌などを駆使して

楽しく学んでいくことができますが

同音異綴りになると

「この単語の時はこの綴りだけど

同じ音でも

違う意味になると違う綴りで書くことがあるんだよ~」

という

イレギュラーパターンの確認を

順番に行っていく形になります。




バズの場合、

おうち英語のお子さんを対象としていることもあって

この同音異綴りもサクサク進みます。



私は

「この単語の時は

こっちのスペルになるね~」

とただ確認を促していけばいいだけなので

めちゃめちゃ楽させてもらっています(^^;



ただ語彙を持っていない子の場合は

同時に語彙を増やすという作業も追加していかないと

同音異綴り学習が絵に描いた餅になってしまうため

本当に大変だと思います。

時間も恐ろしく掛かると思います。


語彙不足という困難を克服しながら

指導者も学習者も頑張って

同音異綴りを乗り越えた後は

次はJolly Grammar1~6へと進んでいくことになるのですが

Jolly Grammar2までたどり着くのに

最速で6年強は掛かる計算に・・・。


42音に1年、

そして

同音異綴りを山下先生編集の

はじめてのジョリーフォニックス2

を使用し、

語彙と文法面をフォローしながら

テキストを進めていくと2年強💦


そしてJolly Grammar1・2を

それぞれ頑張って1年半で進めて

それでなんとか6年強という感じです。。。




しかしながら

残念ながらJolly Grammar1・2は

まだ日本語版のワーク、指導書が出版されておらず

実際のところ

Jolly Grammarを同音異綴りの後に

学ぶ環境が十分に用意されているとは言えておらず

Jolly Grammar1・2を3年で学習するのは

現実厳しいかも・・・💦



このように

タイムスケジュール的な面からも

学習環境面からも

今の日本では

中学校入学までに

Jolly Grammar2までを目標とするのが

関の山という現状になってしまっているのです。。。



その点、おうち英語っ子の場合、

かなりのアドバンテージを持っているため

42音からJolly Grammr2まで

6年という歳月を掛ける必要はなく、

バズのイケイケカリキュラムだと

最速で2年で学習を修了させることができます。



一般と比べると

とんでもない早さですよね💦








この春よりさらに欲張って

42音の学習から

Jolly Grammar2までをすでに修了させてくださった方のために

Jolly Grammar3+中学英語

という新しいコースをスタートさせたところです。



おうち英語っ子たちは

タイムスケジュール的には

Jolly Grammar6まで学ぶ時間的余裕が

あるにはあることになりますが

学年が上がれば

習い事などで忙しくなったり、

学習面の負担も増えていく、、

という感じで

おうち英語そのものを続けること自体が

危ぶまれるくらいになってくるのが

現実であることを考慮すると

Jolly Grammar6まで続けていただくのは

現実味のある話ではありません。



しかしせっかく学んだJolly Phonicsの知識の維持と

Jolly Grammar2までのグラマーの知識では

中学校からの文法面を確認するには不足があると感じていたため

今回EnglishbudsでのJolly Phonics & Grammarの集大成として

このコースを新設したわけです。




Jolly Grammar2までは

内容・指導法に関して導きがあったわけですが

Jolly Grammar3からはそれが一切ないため

ゼロからの教材研究を日々頑張っております💦



Jolly Grammar1・2のトレーニング中に

山下先生から雑談的に

「Jolly Grammar3以降は

語彙のレベルが一気に上がるので

もうねぇ、大人でも大変ですよ💦」

というお話を聞いてはいたのですが

実際に使用されている語彙を見ていくと


自分の語彙力ヤバっ( ̄▽ ̄;

と思うばかりです。。。



ネイティブの小学校3年生って

こんな難しい言葉知っているんだ・・・

と思ってしまいます💦



よく

日本の大学入試の英文は

ネイティブには小学校4年生くらいのレベルだ


と言われたりしますが

確かにそうかもしれません。。。




大学入試の長文指導とかで

出てくるような、あるいは出てきたこともないような語彙が

Jolly Grammar3からドンドン出てきています・・・。




すでにJolly Grammar3+中学英語のレッスンを

5回終えましたが

参加してくれている子どもたちの反応から

知らない単語が半分くらいになってきているなぁ・・・

と感じている次第です。



これまでのブログで

おうち英語

小学校2年生で離脱率上がる説

を唱えてきましたが

それぐらいの年頃から

ネイティブの子の語彙のレベルが

一気に上がり始めるということを

Jolly Grammar3のテキストから

改めて感じました。。。



もちろん

ネイティブの子も

自然に小学校3年生くらいで

その語彙を習得できているわけではなく

習得する機会が与えられていると考える方が

自然だとは思うんですよね。


日本の小学校の国語でも

子どもたちにその年齢で身に着けてほしい語彙を

教科書の本文などを通して提示していくわけですから。



Jolly Grammar3を通して

フォニックスやグラマーだけでなく

その年齢で身に着けることを期待されている語彙に

触れるという経験を持ってもらえるのも

今回の講座の醍醐味としていただければ

という気持ちで頑張っております。




Jolly Grammarという指導法を

学んで感じてきたことは

ネイティブが思うグラマーと

日本人が思うグラマーには違いがある


ということです。



日本人は

グラマー=英文法の正確性

と思っているように思います。


そのせいか

学校英語の教科書や入試問題には

文法は合っているけれど不自然・・・

というがゴロゴロしてしまっています。。。



しかし

ネイティブが学ぶグラマーは

文法の正しさよりも

洗練された英文が書けるように

語彙を増やしていったり

句読点のルールを徹底する

と言ったところに

重きが置かれているように思います。



「語彙がないくせに

文法、文法とガタガタ言ってんじゃねーよ!」

という感じですかね・・・。


最近、講師の先生方との契約更新で

Englishbuds Legal Teamを立ち上げ、

フィリピンの労働条件などを

英語で説明を受けたりしたのですが

チンプンカンプンでしたね・・・。


「おーい、山田君、辞書持ってきて!」(笑点?)

状態でした。。。


語彙がなきゃ始まらない・・・。



英語学習は穴の開いたバケツに水を注ぐようなもの

と喩えられますが

語彙というバケツは

本当にブラックボックスですね💦


Jolly Grammar3からの語彙、侮れません。。。

教材研究頑張らなくちゃ・・・。


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