バイリンガルになれなかった【おうち英語】は失敗なのか?!
Englishbuds 管理人 MommyKayo です。
昨日は最近の娘のおうち英語の近況(あれが?)
を書いてみましたので
今日は最近の息子をみていて思うことを
徒然なるままに書いてみたいと思います。
この夏休み、
この世で一番暇な人なのではないか?!
と思うような生活を送っていた娘とは対照的に
部活に夏季講習に課題テストに・・・
と時間に追われまくっていた息子君、、、
やはり高校生は忙しいですね💦
娘は英語部所属のほとんど帰宅部でしたが
息子はガチ勢で運動部に所属していますので
夏休みもほぼ毎日練習で
同じ高校に行っているとは思えない状態でした(^^;
まぁ、本人は
楽しく高校生活を満喫しているようなのでいいのかなと。
そんな息子、
高校生になって英語の方はどうなのか
と言いますと、
もっぱら息子の英語のメインは
学校英語、受験英語対策となっているのが現状ですね。。。
さてさて、、、
高校生ともなると
おうち英語の成果というものが
はっきりと目に見えてくるものかと思うのですが
ここで誰かに
「お宅の息子さんはバイリンガルになりましたか?」
と聞かれたなら
私は
「いいえ、なってないと思います。」
と躊躇なく答えます。。。
ウソは言わない、話は盛らない
を信条としているので( ̄_ ̄)
高校生になるまでのおうち英語も
模範的とは言えない我が家の息子君・・・
性格が超天邪鬼だったり
読み書きにディスクレシア傾向を持っていることもあって
順風満帆ではなかったです。
高校生になった今、
ペラペラに英語が話せているか、、、
と言われると
「う~~~~ん、どうでしょう・・・」
です。。。
オンラインレッスンの様子も覗かせてもらえないし、
そもそも積極的に話そうという気持ちを持ち合わせていないため
息子がペラペラと話す姿は到底想像できません。。。
でも・・・
負け惜しみではありませんが
16年もおうち英語もどきやってきて
こんな結果で残念です~~~
無念なり~~~(T_T)
とも思っていないんです。。。
私が強がりではなくそう思うのには
いろいろと理由があります。
まず1つ目は
おうち英語のおかげで
ディスレクシア傾向の克服が容易になった
ことが挙げられます。
小5の時に、
theもdrinkも1語も読めなかった息子君、、、
あの当時受けた衝撃は今もよく覚えています。。。
世界の終わりにも似た感情を味わいましたね。
「あぁ、この子は学校英語で終わったな・・・」
と思いましたね。
英語という
受験における花形科目で得点できないということは
高校受験でも大学受験でも致命傷となることは
長くそっち側の世界で働いてきた私が
一番知っていることだったからです。
あれから5年・・・
(きみまろ出すな)
Jolly Phonicsのおかげで
なんとか中学入学までに
ある程度単語の読み書きができるようになり、
おうち英語界では落ちこぼれに分類される息子でも
語彙と文法のストックが
高校受験に対応できるくらいにはあったようで
なんとか娘と同じ高校に滑り込むことができました。
私は常に息子に対して最悪を想定しているので
長文も語彙も文法も一気にレベルアップする高校では
英語で苦労するに違いないと
入学前から相当心配していました。。。
彼のことはいつも心配ばかり・・・💧
いや、しかし、私の心配をよそに
意外や意外、、、
現状そんなに困っておりません。
むしろどちらかというと
英語はオレの得意教科だから( ̄_ ̄)
ぐらいのノリなので
結構ビックリしております。。。
しかしながら
多くのおうち英語っ子のように
楽勝モード✌では決してありません。
バズとともに成長してくださった
現役・中高生バズっ子の話を聞いても
おうち英語っ子は学校の英語のテスト・模試は
時間が余って仕方ない
と聞きます。
娘も高校の時に
英語のテストで時間が余りまくるので
その時間を数学に回させてもらえないものか・・・
と叶わない願いを抱いていたものです。。。
しかし息子の場合、
試験時間を目一杯使って
やっと問題を解ききっている
みたいです。
これまでJolly PhonicsとJolly Grammarで
フォニックス学習を続け
読むスピードを上げる訓練をしてきましたが
やはり読むスピードというのは
人並み以上には上がらないものだな・・・
と思っています。
あまりに読み急がせると
勝手読み、思い込み読みになってしまいますので
人よりも注意して確実に
読ませるようにしていかなければなりません。
フォニックスをほぼマスターしていると言っても
やはり生まれつきの音韻認識の弱さはあるようで
高校生になっても
似たような単語(たとえばquietとquiteなど)を
取り違えるというのはもうしょっちゅうです。
英語だけでなく
相変わらず漢字の読みをすっ飛ばして
何と読むのかわからないけど字の形だけで覚えている、という
ちょっと私には考えられない離れ技をやってのけてくれたりします。
この前も地理の勉強に付き合っていたら
一例を紹介すると、
「砂嘴」というのを
何と読むのかは知らないし
調べようとも思わないが(調べろ!)
漢字は書けて何を意味しているかも覚えている
という謎現象を見せてくれました。。。( -_-)
そんなこんなで
いろいろとまだまだ注意が必要なことがあり
手放しで喜ぶ状態にはなっていませんが
学校英語に関しては
5年前の絶望感は杞憂だったかな?
とは言える状態にはなっていますね。
というか、
あの絶望感を思えば
十分に感謝するべきレベルまでに来れたと思います。
これは兎にも角にも
おうち英語で英語に触れてきたおかげかと。
もし全くの英語未経験者だったら
ディスレクシア克服の道は
さらに棘の道となっていたと思うのです。。。
息子の場合、
バイリンガルになれなかったとしても
ディスレクシア克服過程において大いに利があったことで
十分におうち英語の恩恵を受けたと満足しています。
こんな
おうち英語っ子としては
実に微妙な実力である息子の英語の現状を
私がヨシとしている他の理由は
おこぼれにしては
十分なレベルに達したかな
と思うところもあるからです。
息子は小さいころから
本当に気難しいタイプで
親の言うことを素直に聞く
言われたことをやるというタイプではありません。
息子のためにおうち英語をやろうとすると
却って逆効果で
英語嫌いにさせてしまいそうだったので
息子に関しては
娘へのおうち英語のおこぼれを拾ってもらえればそれで十分
と思ってずっとやってきました。
刺激しないのが得策・・・。
そのため
私にも「息子のために頑張った!」という自覚はほとんどなく
ないどころか、
逆に労力を掛けてこなかったのに
息子が多少なりとも英語がわかること、できることに
驚いてしまうくらいなのです。。。
あらあら、いつの間に~。どうやって~。
と思うほどの放任ぶりで。。。
我が家の庭に一画では毎年ジャガイモが自然大量発生しますwww
昔、使いきれずに芽が出てしまったジャガイモを
証拠隠滅のように庭に埋めたところ
芽が育って立派なジャガイモが収穫できました。
さらに驚くことには、
全部収穫しきったと思っていたのに
毎年どこからかジャガイモの芽が出てきて
必ずジャガイモが収穫できるのです(永遠のループが完成)
もう不思議でたまりません。
息子の英語は私にとって庭のジャガイモです。。。
こんな長ったらしい例え出さずとも
日本語には棚ぼたと言うナイスな言葉がある・・・(^^;
そう、棚ぼたなんです。
庭で収穫できるジャガイモのサイズが
多少小さくてもいびつでも
文句なんて言いませんよね。
だって、なんの世話もしていないんですから(^^;
現在の息子が有する英語の能力は
私には完全棚ぼたです。。。
文句なんて言えません・・・。
そして最後に
人には向き・不向き、得意・不得意がある
と思うからですね。
息子のディスレクシア克服に
5年間取り組んできて感じたことは
人間の能力は実に凸凹。
凸も凹もどちらも個性なり。
大いに生かすべし。
凸の個性はその個性が伸びる環境を与えることで
より大きく伸ばすことが可能。
その一方、
凹の特徴は努力や対策で□に近づけることはできても
凹を凸まで持っていくことは至難の業・・・
ということですね。。。
それはディスレクシア克服だけでなく
どんな分野にも言えるのではないでしょうか。
みんながみんなサッカーや野球の
英才教育を受けたら
プロ選手になれるかというとそうではなく、
そこそこ上手くはなれるだろうけれど
誰もが突出した才能を見せることが約束されるわけではない、
みんながみんな幼児の頃から
Sママ提唱の英才教育方法を完コピしたからといって
みんながT大に入れるわけじゃないよね、
というのと同じなのではないかと。。。
そうすると
英語・語学というのも然りかな・・・
と思ったり・・・。
スポーツの才能、理数系の才能と同じように
語学というのも才能というかセンスというものが
あるんだと思います。
だから
おうち英語に小さいころから取り組んだからと言って
必ず万人がバイリンガルになれますよ
ということもないのではないかと思っています。
得意のレベルで頭打ちしてしまうことも
子どもの個性、能力によってはあるんじゃないかなと思います。
幸い、息子はおこぼれおうち英語だけで
特に本人も努力した記憶がないままに
なんとなく英語がわかる、
単語を友達よりも知っている、
リスニングはよく聞き取れる、
ということで、
自称・英語得意野郎になれているというのは
もう十分有難いのかなと思っております。
おこぼれでもおうち英語に触れていなかったら
凹だったかもしれない言語的才能は凹のままで、
現在息子が有する□の能力に近づけることさえ
非常な努力が必要になっていたかもしれません。
得意レベルまで持ってこれただけで御の字です。
そんなわけで
ウチの息子君、バイリンガルじゃないですし、
おうち英語の一般的な成功例ではないですが
私的には満足しております。
時々、
「おうち英語の落としどころ」
どこまでを目標にしてやったらいいのか
と尋ねられることがありますが
その目標というものは
子どもの数だけあるのかなぁ・・・
と思っています。
どんな形であれ
子供の将来の利益に繋がるのであれば
それはその子のおうち英語の目標を達した
ことになるのではないかと(^^)
「子どもの個性・能力に合わせることができる」
のがおうち英語最大の強みであると思っています。
そうであるならば
我が家の息子のような例も恥じることなく
息子にとってはベストであったと思いたいです(^^)
みんな違って みんないい
他人とばかり比べることなく
特定のゴールを決めてしまうのではなく
その子その子の最大の利益に目を向けたいですね♪
バズはこれからも
いろいろなニーズにお応えできるよう
頑張っていきたいと思っております(^^)
どうぞよろしくお願いいたします!
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