【おうち英語Q&A】No.1~日本で子どもをバイリンガルに育てるには「英語のリーディング力」を育てることが最高の方法なのか?~


Englishbuds 管理人 MommyKayo です。


本日から新コーナーおうち英語Q&A

スタートさせていただきます✨


こちらの企画、Instagramとの連動企画です!

質問募集はInstagramにて行っておりますので

何か気になることがある方は

是非Instagramのコメントに書き込んでみてください💛



今日、第一回目として

下記のご質問にお答えしてみたいと思います!

G様

こんにちは。いつも刺激をありがとうございます。

うちはもう年齢も上がってきているのにアウトプットがなかなか進まず悩んでおりますが、先日5月15日付のお福分けにあった「アウトプットのためにリーディングにいくのは違う」ということが、まだまだ消化しきれずに考え続けています。

かよ先生の考えをもう一歩踏み込んで聞いてみたいです!

ご質問ありがとうございます!


まずこちらのご質問の元となっているところを

先日のお福分けから引用紹介させていただきます♪

サンシャインHママ

そんな時に、某教材の方が『日常的に「英語を話す環境がない」日本で子どもをバイリンガルに育てるには「英語のリーディング力」を育てることが最高の方法です。』と書かれていたのをアウトプットに悩んでいた私は鵜呑みにするところでした…

まだ、バズを使いこなして環境を作り出せてなかったのにも関わらずスピーキングは諦めてリーディングにいくべきなのかなと悩んでいました。

このコメントがご質問の前提となりますね✨


ということで、

今日の【おうち英語Q&A】No.1は

日本で子どもをバイリンガルに育てるには
「英語のリーディング力」を育てることが最高の方法なのか?

について私の考えをお話ししてみたいと思います!



ズルイ回答になってしまうかもしれませんが、

Yesでもあり、Noでもあると思います。。。


取り組みが長くなるおうち英語、

取り組み時のお子さんの年齢、

それまでの取り組み状況、

お子さんのタイプなどを無視して

回答できる質問などないような気がします。



今回のご質問者様のケースで回答するなら、

小学生という年齢、これまでのお取り組み状況を考慮し

「Yes!アウトプットを促進するために

リーディング強化を一つの選択肢としてください!」


とお答えしますが、

サンシャインHママさんの当時は

お子さんがまだ3歳、4歳という時期でしたので

「No!リーディングを強化するのも大切ですが

リーディングのみに重きをおいて

待っていてもアウトプットは出てこないと思います」


とアドバイスさせていただくかと思います。



よく英語学習において

4技能、4技能と声高に叫ばれますが

リーディングはその4技能の中の主要な一つ。



そして母国語方式で言語を身に着けていくステップでも

子どもたちは

・リスニング → スピーキング → リーディング → ライティング

の順のステップをスパイラル状に回しながら

言語を完成させていくと思いますが

当然のごとく、リーディングは

母国語方式における言語習得でも

非常に重要なステップです。



リーディングのステップにまで進めない

おうち英語になってしまうと

やはり伸びは失速する感があるとは

常々感じていますので

リーディングは大切にしてもらいたいと

思っています。


しかし、その逆もあって

リスニング、スピーキングを

大切にする時期をすっ飛ばして

リーディングを重視しすぎる取り組みで

おうち英語が停滞してしまっているケースというのも

実際あると思っています。



大事なところは、

言語習得における子どもの発達段階を考慮せずに

早くからリーディングばかりに

重きを置きすぎるのもいかがなものだろう?!

とも思っています。





言語はバランスです。


多読とは確かに外せないおうち英語の王道ですが

多読だけやっていればそれだけで安泰だ

とは私は思っていません。



総合的なアプローチは欠かせないと思っています。


小学生以降、時期的にリーディングが

おうち英語のメインの取り組みにするのが

理想だとは思いますが、

リーディングだけやっていれば

必要な時に喋れるようになる

わかっているのだから聞き取れるようになる、とは

思えないのですよね。。。



そして、もう一つ

様々な手法から何を

おうち英語のインプットの主軸に据えていくのか

考えていく場合に

子どもの学習タイプというのも

見逃せないポイントだと思っています。



おうち英語における

子どもの学習タイプのお話は

英語育児は多感覚な方法で♪

というブログで以前お話ししていますので

そちらもお時間あれば読んでいただければと思いますが、

要は人にはそれぞれ学習タイプがあり

このリーディングを軸に据える手法も

その人・子が視覚優位タイプだったりすると

学習タイプと手法がバチッとハマり

爆伸びするということはあります。


ただ常にそうでない場合も考慮せねばならず

そのあたりのさじ加減できるところが

おうち英語の良さだと思っているので

手法ありきでおうち英語を進めてしまわない方がいいと

コンサルさせていただく時などは気を付けております。



時々言語習得で

コップ、バケツを使った両極端な例えを耳にすることがあります。



一つは

「コップをインプットで満たしたら

その言語が自然と溢れ出てくる」


というポジティブ系、

もう一つは

「言語習得は穴の開いたバケツに

延々と水を入れるようなもの。決して終わらない」


というネガティブ系のもの。



ここまで21年間おうち英語をやってきた感じでは

私はネガティブ系の例えの方に共感します。


もしコップなどに例えられた

一定の容器がインプットで満たされれば

自然にアウトプットも出てくるのであれば

大人でも子供でも

アウトプットで苦労するケースはないのではないか・・・

と思ってしまいます。



そうなるとバズみたいな小さなスクールの存在価値ないかと(^^;


経験上、

やはりアウトプットは

適切な引き出しの働きかけがいるのではないか

と思っています。



インプットとして動画、かけ流し、多読など

様々なことでコップを満たす努力を続けることはもちろんですが

そのコップは容易にはいっぱいにならないし

いつの日か勝手にアウトプットがあふれ出てくることも

ほぼ期待薄だろうと思うのです。


そもそもコップなんて生易しいものじゃないだろう、

とさえ思っています。


琵琶湖並みの大きさだと思っております。。。



最後は琵琶湖まで出てきちゃって

なんだかハッキリしないことを

ダラダラ書いてしまったように思うので

ここで無理やり結論に持っていくと・・・

日本で子どもをバイリンガルに育てるには
「英語のリーディング力」を育てることが最高の方法なのか?

子どもの発達段階を考慮し

リーディング力を伸ばす前の段階のアプローチも大切にし


なおかつ子どもの学習タイプとマッチしているなら

最高の方法になり得ると思います



但し、発達段階・学習タイプを考慮せず、

リーディングに極端に偏ることが最善とは思いません。


おうち英語の基本は子どもに合わせて

様々な方法をチョイスしていくことかと思います。



この方法も一つの選択肢にはなるかと思いますが

必ずしも万人向けではないと思っています。

こんな感じでよろしかったでしょうか???

もし何かスッキリされないこと、

新たな質問等があれば

また是非Instagramのコメント欄、DMにて

お気軽にお寄せ下さいませ✨



来週もまたこのような形で質問に回答させていただければと思います!


よろしくお願いいたします✨

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