喜びお福分け企画【おうち英語体験談】第73回 辛酸ばず子さん その1


Englishbuds 管理人 MommyKayoです。


今日は水曜日、お福分けの日です!


今後ブログ縮小方向で考えていますが

お福分けだけは毎週水曜日必ずUPしますのでご安心を✨



今日のご担当はコードネーム:辛酸ばず子さんです。


毎回お福分けをいただくたびに

投稿者の方に「コードネームはどうしましょう?」

とお聞きしています。


時々、ご自身で

「〇〇にしてください。」
(マミカヨは信用ならない)

と指定してくださる方もいらっしゃるのですが

たまに変人脳内マジカルバナナファン

という変人仲間がいらっしゃいます。


今回のばず子さんもお仲間のお一人で

脳内マジカルバナナリクエストいただきましたので

辛酸ばず子と命名させていただきました✨



どういうマジカルバナナになったと言いますと…


今回のばず子さんお福分け、超長編大作です!


読み応えたっぷり✨


この後お読みいただければわかりますが

グイグイ読者を引き込む、筆力です✨



今回お福分けをお願いするに至ったのも

Kateのトライアルレッスンの感想が発端。


もうなんて言うんでしょう

「我、常人にあらず」感が

感想文面からプンプンしておりまして。



この文才、お福分けで発揮してよ!

とお願いしたところ、

超大作をいただきました💛


もうこれはエッセイストや~!となり

エッセイスト誰かいない?
    ↓
やっぱり阿川佐和子?
    ↓
いやいや、ちょっと違うな
    ↓
たいぶいろいろなご苦労が…


あ!!!

辛酸なめ子さん!

そのままじゃマズい(大人の配慮)

辛酸ばず子さんに決定!


脳内マジカルバナナ絶好調✨


前振りが長くなりましたが

お福分けどうぞお楽しみください💛


辛酸ばず子さん

皆さん、おはこんばんちわ。

長女(年長6歳)、次女(年中4歳)、長男(0歳5か月)を育てているアラフォー女です。

バズは入会半年、おうち英語歴もまだ4年の新参者ですが、ありがたいことにカヨ先生から赤紙をいただきましたので、勝手に長い長い深海魚の話から始めさせていただきます。(お福分けとは??)

【1】コンプレックスは海より深く

2003年春、それは高校生活最初の【英文法】の授業でした。担当教諭は『さも知っていて当然』とばかりにSVOCという謎の暗号を唱えだし・・・瞬間、私の心の窓はシャッと閉じ、英語アレルギーが発症しました。

間違った反骨精神で授業中は居眠りをし、当然予習もゼロ。当てられる直前に電子辞書で意味を調べ、しどろもどろに和訳する。中学時代はできていたはずの英語が、どんどん苦手になりました。英語を見たり聞いたりするだけで、居心地の悪さでムズムズして落ち着かない…。

進路指導で心配してくれる担任に向かって「ヘタに英語ができると、将来英語の仕事を任せられたりして困るから」なんて、ウソぶくワタクシ。

大学受験は、当然失敗しました。

浪人してようやく「勉強の仕方」らしきものを身につけ、センター英語は大健闘。でもリスニングは6割しか取れず、二次試験の英作文も振るわない。国公立は不合格。何の思い入れもない滑り止め私大に入学しました。いまだに時々受験にまつわる夢でうなされます。(ぐへっ)

大学1年時は浪人後の最大瞬間風速的学力で、前期だけ一番上の英語クラスでした。が、そこでも読めない・書けない・聞き取れないの三重苦で撃沈。真っ赤に直された英作文を見ても、なぜ違うのか分からない。読みのテキストも英字新聞にMy Fair Ladyなど、受験英語と違いすぎる世界に躓いたまま、ついぞ起き上がることは出来ませんでした。

日本語のディベートクラスでは、幼児英語がテーマとなり、否定派チームに振り分けられました。懸命に「母国語への悪影響の可能性」という一点のみで戦うも、ボコスコに否定され満場一致レベルの【絶対幼児英語やった方が良い】空気のなか惨敗。

『そんなにいじめないでよ…(涙)』と当時は強く思ったものですが、もしかしたらそんな経験も今のおうち英語につながっているのかもしれません。

【2】君の名はーWhat is your name?

大学生になったので、夏休みはアルバイトをして海外旅行にいくようになりました。拙いながらに英語で話しかけたり、質問はできるんです。学校英語10年の成果ですね。しかし残念なことに、相手の話が2割ほどしかわからない。こちらから質問したくせに、申し訳ないやら情けないやら。

ある時、シベリア行きの船上で、ドイツ人大学生に出会った私は、何の気なしに彼の名前を尋ねました。

“Can you tell me your name?”

“I’m G******. ”

・・・・・・あれれれれ?いっけなーい、全然聴き取れない。

(大丈夫落ち着いて!こういう時はSorry?って言えばいいんでしょ。)

3回言い直してもらっても、やっぱり聴き取れない。

(こんなとき、一体なんて伝えればいい?ワカラナイワカラナイ…。)

変な汗が出ました。パニックパニック。名前すら拾えないという、絶望的リスニング力に愕然としました。

「日本人には発音が難しすぎる」なんて言い訳して、あの時は本当にごめんねGregory…。

【3】元カレは帰国子女

20代前半で付き合っていたのは、びっくりするほど勉強ができない人でした。

でも、英語だけはペラペラ。英語ラジオを聞いてゲラゲラ笑う。外国人教授とフランクに話す。TOEICもほぼノー勉強で高得点。「英語だけはできる」そんな自信に満ちあふれていました。詳しく話を聞くに、幼少期を英語圏で過ごしたものの、小学校以降はずっと日本。その英語力は本人の学習努力というよりは、彼の母親の努力のような気がすごくする。ものすごくする。当時は子育て経験もありませんでしたが、帰国子女の英語力維持に奮闘した彼母の努力を、そこはかとなく感じました。

第二外国語(ドイツ語)ほか諸々の単位が取れず、留年を繰り返す彼。「英語力って、勉強とはまったく別の力学が作用しているのでは?」と感じる大きなきっかけになりました。(失礼)

別れ話を切り出した時「就職が決まったら、本当は母親交えて3人で暮らしたかった」と打ち明けられて仰天。え??彼父まだいるのに、離婚させるの??もしお付き合いを継続していたら、いきなり同居??悩んで眠れぬ夜もありましたが、別れて良かった当時の私。(何の話)

【4】急におうち英語に目覚める

その数年後、私は現在の夫と結婚。出産して親になりました。

イヤイヤ期がくる前に、とにかく早く話せるようになぁれ!と絵本を浴びるように読み聞かせした長女は言葉の早い子でした。日本語の基礎がほぼ完成したと感じたその時、急にふってきたんです。(オカルト?)

『今、英語を始めるべきでは?』と。

一方で幼児英語に懐疑的な自分もいました。10歳年下のイトコ(当時3歳)が英語教室で習って、“ I’m sunny♡”なんて言っているのを見て、『けっ、これが何になるんだ…』なんて、子供ながらに思っていたクチです。(性格の曲がった中学生でした)

ここは一度フラットになろうと、留学経験もある、英語が得意な友人に意見を聞きました。彼女は4歳から英語教室に通っていたそうで、いわく『幼児期からはじめた利点は、【外国人慣れできたこと】』。そして親となった現在は、「自分の子供にもたまに英語で話しかけたり、英語圏の友人が家に来て子供と遊んでくれるよ〜」とのこと。

目からウロコ。カルチャーショックでした。そんな世界があったなんて。

幼児期から始めれば、自分が経験したようなアレルギー反応は起きない気がする。英語という言語を感覚で理解でき、ちゃんと聴き取れて、話せて。話せたらきっと書けるようにもなるだろう。

ここからようやく、おうち英語編スタートです。(前置きが長くてごめんなさい)

【5】ピリピリおうち英語スタート

その頃、長女は1歳9ヶ月、次女は0歳2ヶ月。おうち英語の導入期は「世界で活躍する子の<英語力>の育て方」(船津 徹)という本が、私のバイブルになりました。

「0~4歳 わが子の発達に合わせた1日30分間 語りかけ育児」(サリーウォード)という本も子供の言語習得のプロセスが分かりやすく参考にしていました。

Amazon musicでNursery Rhymesをせっせと探し、メルカリでMother Gooseほか英語のCD付き絵本を買ってかけ流し。音源のない絵本は「タイトル+read aloud」で検索すればネイティブの読み聞かせ動画が出てくると知り、子供のお昼寝中に音読の練習をしました。

のめり込み過ぎて、『保育園でもガンガンかけ流しして、お昼寝とかいいから英語のYouTube見せてといてくれないかな〜』と思っていた時期です。(完全にヤバい親ですね…汗)

車の無いわが家は、子供乗せ自転車で1時間でも2時間でも移動するのですが、その時もスマホでかけ流し。もし街でDWEソングが聞こえたことがあるのなら、うちの自転車だったかもしれません(笑)

帰省時は、子供に日本語Youtubeを見せる祖母達に密かにイライラし、TVのせいでかけ流しできないことに焦りを感じました。

夫は基本的には穏やかで、個人主義。私のやりたいことを自由にさせてくれる人です。Love。

ただ、残念ながらちょっと変人でして、せっかく買った「Where the Wild Things Are(かいじゅうたちのいるところ)」という絵本を見るや、『日本語を暗記すれば、一冊で2度おいしい!』と。わざわざ図書館で邦訳本を借りてきて、本当に一言一句漏らさず暗記してしまい、子供が「読んで~」と持ってきた英語絵本を、日本語で読み聞かせ始めました。

事件です。

もちろん怒り狂う私。

話し合い?の結果、夫の奇行はおさまり、子供に頼まれれば、渋々ながら英語絵本の読み聞かせもしてくれるようになりました。残念ながら私以上に英語を読むのが苦手なようで、最近はこちらにパスしてもらっています。

今思えばもっとゆったりした気持ちで取り組めれば良かったのですが、最初の半年くらいは、このようにだいぶガルガルしてしまいました。(あるあるだと思いたい)

【6】課金、課金、課金

おうち英語初期の課金はトータル20万円くらいでした。最初はお金をあまりかけない方針で始め、物足りなくなってきた辺りで、アメリカのAmazonから、Me readerや英語おもちゃを購入。その後、思い切って音声ペン対応のLiao130セット、First little readers 、Sight word readers等をドサっと購入。(全部で350冊くらい)

旧子役?なんぞや?状態のから、かろうじて中古DWE(PA、SA、TAC、Q&Aカードだけ)も購入。合言葉は「幼児期の教育投資が一番コスパが良い(らしい!)」。中高生の塾代にくらべりゃあと、ポンポコ買っておりました。正直TACはいまだに上手く使えてません。かけ流し素材としてしか使わないなら、DWEじゃなく、もっと他の安価なもので良かったかも…。DVD買わずにCDだけでも良かったかも…。PAのカエルパペット、カエルなのにどうしておヘソがあるの…。でも、買わなかったらきっとずっとDWEのことが気になってたでしょう。楽しかったし後悔なし。

それなりにインプットを回せる状態になると、「これ以上は使いきれん」と一旦英語関連の物欲はおさまりました。以後は近所のビデオ屋の旧作100円レンタルと後述のおもちゃのサブスク費くらいで済みました。

【7】Maiya penとの蜜月〜環境に助けられた惰性期〜

開始1年過ぎた辺りから、同じCDも飽き、スマホ操作すら面倒で、ぶっちゃけかけ流しもしたりしなかったりでした。(あれれ?)

一番買って良かったのは、音声ペン(Maiya pen)と対応絵本のセット。特に長女はペンのことを「棒さん」と呼んで、1歳後半〜3歳頃まで毎日のように使っていました。

Liao130にハマり、音声ペンと絵本を渡しておけば10冊15冊と1時間近く1人で黙々と読んでくれる(何て楽な子)。朝は「棒さん」と絵本を持ってベビーカーに乗り込み、読みながら登園することもありました。全然読まない絵本もありますが、7割くらいは目を通していたようで、親が初めて読む本でも、長女の方はオチをもう知っていたりして驚かされました。

反面、活発な次女はあまり長い絵本をじっと聴いていられないタイプ。しかしここでも音声ペンが活躍。Sing Alongの音源を入れ、ブックに読み上げシールを貼ってエセマジックペン化したところ、大ヒット。2歳〜3歳ごろは毎日毎日DWEソングを勝手に聴いてくれました。

さらに、私は物が捨てられないタチなので、知育おもちゃをサブスクでレンタルしております。そこでたまたま送られてきたVTechの Care for Me Learning CarrierやPretty Party Playset。LeapFrogのPicnic Basket、Rainbow Teaset、Number Lovin’ Oven、LeapBuildersなどに子供達は大喜び。

この時期は『1日30分英語が流れていればOK』という、ゆるゆるな自分ルールで過ごしていました。そしてその目標は、子供達が音声ペンや英語オモチャで遊び、DVD(DWEや100均ディズニー映画)とYoutubeを見たがるおかげで余裕でクリア。親が面倒で何もしない日でも、英語が勝手に流れる生活。

次女が2歳で入院した時は、ぬいぐるみと日英の絵本、MaiyapenとYum-2-3 Toasterなどを差し入れました。とにかく何かしてあげたいと必死で、英語をという下心はゼロでしたが、本当に喜ぶと思ってチョイスしたおもちゃが半分くらい英語関連・・・。それくらい英語の物が日常に溶け込んでいたようです。

辛酸ばず子さんのお福分け、まだまだ続くよ✨

ということで

2回に分けて掲載させていただきます。


お福分け史上初の連載企画w

エッセイニストっぽい💛


ということで、カルタはお預け!



ばず子のお福分けはまだまだ続くよ✨

来週もお楽しみに!

応援お願いします♪

にほんブログ村 英語ブログ 親子英語へ
にほんブログ村