おうち英語娯楽化ブームについて思うこと
Englishbuds 管理人 MommyKayoです。
最近よくSNS界隈で見かけるこの言葉たち。
「英語は楽しく♪」
「英語を子どもの娯楽にしよう!」
これっておうち英語民向けキャッチコピーなんですよね。
だって我々おうち英語民は何事も本気でやろうとしすぎるんですよ。
狂気じみた感じで突き進むタイプ多し。
気づけば、
・寝起きすぐに英語音源
・お風呂にまで動画持ち込み
・家中フォニックス表まみれ
もう、肩に力、年中バッキバキに入っています。
だから「遊んでいいんだよ」「楽しくていいんだよ」という言葉は
「勉強方式に行ってしまうことなかれ。真の母国語方式を極めよ!」という
我々おうち英語民を自戒させるためにある優しいストッパーなんです。
ところが最近、その娯楽推しが暴走しはじめていて、
おうち英語民に向けた「母国語方式思い出しなさいよ」のメッセージのはずが
おうち英語していない人が「遊んだら英語できるようになっちゃうんだって?!」と
乗っかってくる現象が発生しているような。。。
…いやいやいや、
やることやらんで遊ぶとかないw
そして便乗して出てくるのが
「ゲームしてたら英語ペラペラになった!」
「YouTube見てただけで英検合格しました〜♪」
という広告たち。
…って、それ、どこの異世界の話ですの?
こういうの見るたび私は心の中で言ってます。
「JAROに言ったろか。」
※JARO(ジャロ)って何?という方のために補足すると、
テレビCM等の誇大広告を取り締まる日本広告審査機構のこと。
でもまぁ、これは今も昔も
人は「楽して成果が出る」話に弱いってことなんでしょうけどね。
楽しくて、負担がなくて、でも効果が出ちゃう✨
そんな夢みたいな話、信じたくなる気持ちもわかります。
でも、ここで声を大にして言っておきたい。
夢ですね。それ。
おうち英語に至っては100%ありえません。
過去にもいろいろありましたよね。
● 寝ながら英語聞いて覚える「睡眠学習」
――幻想でした。
● かつて流行った「スピード○○○○○」
――石川遼氏以外、そんなにペラペラになってない疑惑。
幻想。というか、願望パッケージなんですよね。
実際、バズもゲーマースクールと思われがちで
そういう夢みがちなお問い合わせをいただくこともあります。
私はいつも正直にこう答えています。
「ネズミの国と違って夢は売ってないんですよ~」
と夢見ている方のほっぺをつねって目を覚まさせる、
なんてことまではしていませんが、
ウソは付かないようにしています。
誤解しないでほしいのは、
「娯楽を入り口にするのはすごく良いこと」です。
でも、それを機能させるには、
ちゃんとした「仕掛け」と「意図」が必要なんですよね。
子どもの「やりたい」を伸ばす設計、
毎日コツコツ英語をインプットしていく工夫、
あくまで<遊んでるだけじゃない>仕込みがあるからこそ
遊びが学びになるのです。
おうち英語民の皆さん、安心して遊んでください。
むしろ遊ぶくらいの方が母国語方式やれます。
でも、遊びだけで学べると幻想抱いている方は
ちょっと立ち止まって考えてほしいなと思います。
娯楽化は、正しく設計すれば強い味方。
でも、幻想を売り始めた瞬間、それはただの誇大広告かなって。
(JARO案件)
夢じゃなくて、現実と工夫で英語を育てていかなければ✨
地味だけど、それが一番確かだと思うのです。
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