Englishbudsが、オンライン英会話の枠からはみ出した理由
バズは、
おうち英語界の
「総合商社」みたいなもの。
オンライン英会話スクールなのに、なぜ多読までやるのか。
10月の始まりに、ちょっとそんなことを考えてみました。
早いもので、もう10月ですね。
Englishbudsにとって9月は、毎年なかなかの怒涛の季節です。
ディベート部の後期が始まり、Bookwormも新しいタームがスタート。
募集をしたり、クラスを組んだり、教材を準備したり、ご案内を出したり……。 表からはあまり見えない事務作業も山ほどあって、今年もかなりドタバタしました。
それでも、なんとか無事に新しいタームをスタートできて、まずはホッ。
ディベートもBookwormも、始めた頃は 「こんなこともやってみようかな」 というところから始まった企画だったはずなのですが、 今ではすっかりEnglishbudsを形づくる大切な柱になりました。
今日はその中でも、特にBookwormについて。
というより、
「そもそも、なんでオンライン英会話スクールが
こんなところまでやっているんだろう?」
という話を、少ししてみたいと思います。
本来は、オンラインレッスンだけ
やっていればいい。
Englishbudsは、本来オンライン英会話スクールです。
だから極端に言えば、オンラインレッスンだけ提供していればいいんですよね。
25分のレッスンを用意して、
で完結しても、オンライン英会話スクールとしては別に間違ってはいません。
むしろ、あまり手を広げないほうが運営は楽です(笑)
なのに気づけば、
オンラインレッスンをやり、
ディベートをやり、
多読をやり、
フォニックス教材を作り、
ライティングを見て、
おうち英語の伴走までしている。
自分でも時々思います。
Englishbudsって、
おうち英語界の「総合商社」みたいだな、と(笑)
でも、こうなったのには一応理由があります。
アウトプットを求めていくと、
結局インプットにたどり着く。
オンライン英会話スクールをやっている以上、私はやっぱり、
「子どもたちに英語を話せるようになってほしい」
と思っています。
つまり、アウトプットを引き出したい。
でも、本当の意味でアウトプットを伸ばそうとすると、 どうしてもインプットの問題にぶつかります。
中に入っていないものは、
外には出てこない。
語彙も、表現も、文法も、話題も。
たった25分のオンラインレッスンだけで、それらすべてを育てることはできません。
だから私には、
「オンラインレッスンは提供しました。あとは各家庭で頑張ってください」
では、どうにも責任を持ってサービスを提供していることにならないように思えてしまうのです。
じゃあ、おうち英語のインプットを豊かにするために、何ができるだろう。
そう考えていくと、どうしたって多読を勧めないわけにはいきません。
多読は、おうち英語にとって本当に良質な栄養源です。
しかも、おうち英語だけではありません。
小学生から中学生、高校生へと成長していった時、 学校英語にもダイレクトに影響してくる力だと私は感じています。
わが家のおうち英語も、
多読との出会いが転機だった。
わが家のおうち英語にとっても、多読との出会いは大きな転機でした。
当時の私は、多読といえば、
「簡単な本から始めて、少しずつレベルを上げていくもの」
という、いわゆる学校英語的なステップアップ式の多読しか知りませんでした。
そんな私に、酒井先生の「子ども式多読」を教えてくださったのが、 当時通っていた多読教室の先生でした。
今でも本当に感謝しています。
難しい本を読めるようになることを急がない。
わからないものは飛ばしていい。
好きな本を読む。
つまらなかったらやめてもいい。
英語を「勉強するもの」としてではなく、 物語や情報を楽しむためのものとしてたくさん浴びていく。
この多読法は、おうち英語との相性が本当にいいと思います。
もしあの時この考え方に出会えていなかったら、 わが家のおうち英語も、どこかで頭打ちになっていたんじゃないかなと思います。
私の力なんて微々たるものだとは、いつも思っています。
それでも、
この多読の楽しさを、
おうち英語界にももっと広げていきたい。
そんな気持ちでBookwormやReading Boot Campを続けています。
今期はいつもよりたくさんの方にご参加いただけて、本当に嬉しいです。
多読は、すぐには芽が出ない。
多読って、すぐに目に見える成果が出るものではありません。
むしろ、ものすごく時間がかかります。
本を10冊読んだから突然ペラペラになるとか、 1か月読んだから急に英文がスラスラ読めるようになるとか、 そんな世界ではありません。
毎月の変化なんて、本当に微々たるものです。
でも、見えないところで少しずつ根っこが伸びている。
いつか、大きな巨木になる。
Reading Boot Campでは、毎月一度、音読動画をGoogle Driveに提出してもらっています。
1か月ごとの動画だけを見ていると、 「ちょっと読みやすくなったかな?」 くらいの変化かもしれません。
でも半年経って、4月の動画と9月の動画を聞き比べてみると、 びっくりするほど違います。
先月は前期クラスの最終月だったので、最後の講評で、
「ぜひ4月の音読と聞き比べてみてください」
とお伝えしました。
すると皆さんから、
「めちゃくちゃ上達していてびっくりしました!」
という声をいただきました。
そうなんですよ。
毎日見ていると、わからないんです。
子どもの成長って。
でも、半年という時間を少し離れたところから見てみると、 ちゃんと積み重なっている。
Reading Boot Campも、気づけばもう2年ほど続けています。
初期の頃から何度も継続してくださっている方もいて、 そういうご家庭ほど、多読の力を実感してくださっているように感じます。
何度もリピートしていただけることも、本当に嬉しいです。
「ああ、やりがいのある仕事をさせてもらっているなあ」
と感じる日々です。
そんな10月の始まり。
怒涛の9月を終えて、
「よし、10月から少し落ち着くぞ」
と思っていました。
そして、私自身が担当する最後のライブレッスンも、 しっかりやり切ろうと思っていました。
ところが、飼っている老犬の認知症が進み、 昼夜を問わず鳴き続ける時間が増えてきました。
しかも、いつ始まるのか予測できません。
そのため、最後に予定していたライブレッスンも、 急遽キャンセルさせていただくことになりました。
これは、本当に無念でした。
しばらくは、ワンコのお世話を優先する生活になります。
ただ、それでも手が空いた時には、少しずつ教材化を進めています。
これまで私自身がライブレッスンでやってきたこと。
子どもたちを見ながら試行錯誤してきたこと。
「こうすると伝わるな」
「ここでつまずくな」
「こういう活動なら英語が出てくるな」
そんな経験を、今度は教材という形に変えて、 もっとたくさんの子どもたちに届けたいと思っています。
考えてみれば、Englishbudsが「オンライン英会話だけ」に収まらなくなったのも、 ずっとそれを繰り返してきた結果なのかもしれません。
オンラインレッスンを良くしたいと思ったら、インプットが気になった。
インプットを良くしたいと思ったら、多読やフォニックスが必要になった。
もっと表現してほしいと思ったら、ライティングやディベートが必要になった。
そして、おうちで続けてもらおうと思ったら、ご家庭への伴走が必要になった。
だから今日も、バズはオンライン英会話スクールの枠から ちょっとはみ出しながら動いています。
「総合商社」として(笑)
そんな10月の始まりです。
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