英語にはない書写の時間・・・



オンライン英語スクール Englishbuds 管理人 Mommy Kayo です。

 

先日参加したJolly Phonicsのオンラインワークショップで

4線へのアルファベットの書き方指導についての話題が上がりました。

 

4線だけでなく、

先日私も

厳しすぎない?!中学でのアルファベット書き方指導・・・

で取り上げた中学校での指導についても

話が盛り上がりました。

 

やはり全国的な傾向なのですね。。。

 

さて、この問題に対して

山下先生は

「Jolly Phonicsが指導することは

あくまでフォニックス。書き方指導ではない。

これをしっかりと意識して指導することが大切。」

と仰ってました。

 

Phonicsの分野では

音と文字が一致し、読める文字が書ければ良いと。

 

一度にあまりに多くのことを求めると

子どもも指導者も大変になってしまいます。

 

フォニックスの時間はフォニックスメイン。

書き方は書き方で別の機会に学ぶチャンスが与えられるべきであり、

山下先生によると

「イギリスの小学校では英語の時間と書き方の時間は別。」

とのことでした。

 

 

確かに~。

 

日本の小学校でも国語と書写は

別の教科として指導されますよね。

 

みんなと学ぶ小学校しょしゃ 2年 [令和2年度] (文部科学省検定済教科書 小学校国語科(書写)用)

 

一方、英語では

このような英語の書き方の教科書はありません。

ペンマンシップというタイトルの副教材が配布されていますが

中身はほぼ「単語練習帳」です。

 

アルファベットの書き方指導は

あっても1~2時間、

学校によってはゼロというところも

珍しくはないように思います。

 

日本の学校英語では

イギリスで2教科に分けられているものが

1教科になり、しかも書き方はテストで

失敗から学ばせるというスタイル。。。

 

「減点されたくなかったら

キレイに書いてきなさいよ。」

という実に乱暴な指導の仕方です。。。

 

そしてプリントやテストにおいて

フォントの統一もなく

各先生が使いたいフォントをそれぞれ使っているという現状。

 

息子が身をもって問題提起してくれるまで

このヒドイ状況に私も気付きませんでしたが。。。

 

今でもこんな乱暴な教え方をしているのに

次期学習指導要領によると

小学校で英語が教科として導入されることから

中学校の英語が今よりも難しくなるそうです。

 

語彙は小3~6年で600~700語、

中学生では現在の1,200語程度から

1,600~1,800語程度へ変更されます。

 

今の中学生は中学卒業時までに

1,200語の習得が求められているわけですが

次期学習指導要領で教育を受ける世代の子は

小学校からの単語を積み重ねて

中学卒業時までに2,200~2,500語を求められるわけです。

 

しれっと倍を要求してくるという・・・(^^;

 

しかも文法も今より難化するらしく

現在は高校で学習している

「原形不定詞」「現在完了進行形」「仮定法」

を中学校で扱うことになるようです。

 

いったいどういう方が

学習指導要領を作成されているのでしょうね・・・( -_-)

 

現場をご存じない方なのではないか・・・

と思ってしまいます。

 

今の学習指導要領の目標も達せられているとは思えないのに

それよりもハードルをあげていくなんて・・・。

 

理想ばかりがドンドン高く掲げられ

その理想に到達できるのはごく僅か、、、という現状。

 

ほとんどの子どもは

色々な理由で脱落していきます。

 

しかも理想に到達している子たちも

純粋な公教育による英語だけで到達したわけではないですし。

 

もっと基礎など大事にすべきところがあるでしょう、、、

と庶民の私は思ってしまいます。

 

でも今の流れでは

アルファベットの書き方、フォニクスなどが

学校で丁寧に適切に指導されることは

夢のまた夢でしょう。。。

 

英語は自分でやるしかないですね(^^;

 

「これからは自粛から自衛の時代」です。

英語もおうち英語で自衛しましょう♪

 

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