【おうち英語】娑婆の英語教育が辛すぎると実感した話


Englishbuds 管理人 MommyKayo です。



今年の3月に高校での講師生活を終え、

最近はおうち英語畑一筋の私、、、



現場から離れ

毎日のようにおうち英語っ子と交わっていると

ついついおうち英語っ子が世のスタンダードだと

思い込みそうになってしまう今日この頃・・・。




そんな浮世離れした生活を送っている私ですが

つい先日娑婆の英語教育に再び触れる機会があり、

久々この世の英語教育の苦しみを直に見ました。。。



ご近所さんで中3のお子さんを持つ方から

「上位校の受験を考えているんだけど
英語の点数が伸びなくて困ってるからちょっと見てもらえる?」

と頼まれ、どこで躓いているのか見てみることに。



※注)ちなみにそのお子さんはおうち英語とは無縁の世界の住人で、英語は学校英語+塾という環境です。


「過去の実力テストなどを数回分見せてもらえれば

苦手なところとかわかるから♪」

と大見得を切ったものの

実際見せてもらって分析してみても

失点に明らかな傾向が見つけられず・・・



ポンコツか、私・・・( -_-)




結局、本人を呼び、問題を一緒に解いていくことに。


長文の問題を解く前に

「いつもどれくらいわからない単語がある感じ?」

と聞いてみると

「ほぼだいたいわかります( ̄_ ̄)✨」との返事。



「おお!それなら大丈夫そうだね(^^)

でも念のため1文ずつ軽く意味言っててみてくれる?

だいたいどんなこと書いてるかわかればいいから

ガッツリ訳さなくていいよ。」

と一緒に読み進めていくと・・・




すると・・・



アレ?アレアレ?

わからん単語多過ぎんか!!!

という重い空気に・・・( -_-)




単語そのものがわかっていないものもあれば

品詞が理解できていないため

知っているつもりの単語でも

違った意味で解釈してしまっているところが多く・・・。


しかも設問に直接関する部分を

誤読してしまっている場合が多いのが致命的・・・。



彼にとっての長文読解は

自分が知っている限られた単語をつなぎ合わせた末の


連想ゲーム

(写真古すぎん?)

になってしまっていることが判明・・・( -_-)





その連想ゲームが運よく当たっていることもあれば

全然違う結末になってしまうこともある・・・

だからある意味、

テストの解答が運ゲーになっている・・・

というのが彼の課題だと分析できました。。。


要は


語彙力UPが課題

ということ。。。




教える云々じゃなくて

単語覚えろ!

と言うしかないわけで・・・。



呼びつけた手前、

何も言わないわけにいかないので

「わからない単語どうしてる?

放っておいたらダメだよ。辞書引いて覚えないとね。」

とめちゃめちゃフツーのアドバイスとも呼べないことを言って

おうちに帰ってもらうことになりました( -_-)


その子は文法を教えて欲しそうでしたが

文法は長文の中では

語彙力があって初めて威力を発揮してくるものだと思いますし

文法だけやっていれば英語の点が伸びると

努力の方向性を間違ってもらっても困るので

今回は文法については何も触れずに

「もっと語彙力UPに力を入れた方がいいよ」

と言うだけに留めました。。。


ここから三ヶ月でどこまで語彙力が増えるか不安ですが・・・。


そんな感じで

自分の無力感を痛感していると

部屋の片隅で一連のやり取りを見ていた息子が

「あれくらいの単語、

学校で教えてもらう前に知ってなくね?( ̄_ ̄)」

と超上から目線の発言をしてきました。。。


これは驚き!


なんと!

息子もこちら側の人だったかΣ( ºωº )

(こちら側でもかなりカーストは低いが・・・)


と思うと同時に

おうち英語をしている子と

世間一般の英語教育を受けている子の間の

意識と知識の違いを改めて感じました。。。




小学校から英語が教科になったことで

必修単語数が昔に比べて増えたとはいえ

中学校での必須単語数は

たかだか1200語です。。。



公立高校の入試問題なら

学習指導要領から逸脱した出題はされない

ということを考えると、

今回見せてもらった子の現在の語彙数は

明らかに1200語以下・・・

ということなんじゃないかなぁ・・・と。





おうち英語っ子の語彙力を測った資料などはないと思うのですが

英検を参考にするならば


英検3級:1,250語~2,100語

英検準2級:2,600語~3,600語

英検2級:3,800語~5,100語

英検準1級:7,500語~9,000語


というのが一応の目安になるかと思います。



バズの活動を通じて多くのお子さんを見ていると

中学校卒業前までに英検準1級に合格される方も珍しくなく

かなりの会員様が中学校の時に英検準1級にパスされている印象です。



語彙力の差がハンパないですよね・・・(; ゚ ロ゚)


自分自身、長く英語を勉強してきて思いますが

結局のところ英語って語彙力なんですよね。


文法がわからなくて

単語での連想ゲーム

になったとしても

高校入試レベルであれば

そんなにトリッキーな構文などは出てこないため

ほぼ全部の単語の意味を正しくわかっているならば

その連想ゲームがとんでもない方向にいってしまうことはありません。




そして文法やその他の知識も語彙力があってこそ

初めてそれらの学習が可能になるとも思っています。




バズで猛烈スピードのオラオラ系Jolly Phonisのレッスンができるのも

バズっ子に語彙力があるおかげなのです。



日本の英語教育、

ずっと迷走しまくっていると感じますが

コミュニケーションなんだかんだ言っている前に

語彙力不足なんとかしたら?

と思ってしまいます。。。





「じゃあ、語彙を増やせばいいよね!」

と提案したところで

こちらもめちゃめちゃフツーのアドバイスというか直言になるわけで。


一般の学校英語では基本暗記で増やしていくしかないのです。。。



子どもへの暗記量の負担が増えるだけ。。。


高校入試までの1200語はなんとか努力で行けても

大学入試に必要とされる6000語って暗記で行くの結構厳しいですよね。



おうち英語っ子のすごいところは

これだけの語彙数を暗記ではなく自然に体得していることです。



ウチのおうち英語底辺の息子でさえ

「学校で教えてもらう前から知っている」

という状態になっているという。。。



どこで身に着けたか覚えもないというラッキーを手に入れている・・・。



息子のさきほどの発言の後に


「普通の子はそうじゃないんだわ。

あんたが英語の単語を多少知っているのは

ママがあんたが小さいころから・・・」


と得意げに語ろうとしたところ

「ハイ、イキってるー!黙れよ!」

と言い返され・・・( -_-)

そして私も負けずと

「おまえこそイキってんじゃねーぞ!黙れよ!」

と言い返し、

息子とイキり合戦に発展・・・。(何やってんの、バカ親子)



英語の前に日本語の語彙の貧しさをなんとかせーよ、、、

という私たち親子なのでした。。。

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